顔認証システムの屋外設置の課題や注意ポイントと対応サービスを紹介!
「屋外でも顔認証システムは利用できるのか?」
「顔認証システムの屋外利用で注意すべき点はあるのだろうか?」
とお悩みではありませんか?
結論から言うと、屋外でも顔認証システムは利用できます。ただし、屋外用の顔認証システムを選ぶときは、以下の点に注意が必要です。
- 環境や条件によって認証精度が左右される ⇒逆光に強いか、また防水機能・防塵に対応しているかが重要
- 顔認証システムによって性能が異なる ⇒サービスによって認証距離や認証スピードが異なる
よって屋外で顔認証システムを利用するなら、上記の注意点に配慮してサービスを選ぶ必要があります。ただ、実際に導入をしようとすると、社内の稟議で詳細について解説を求められることも多いでしょう。
そこで今回は、
- 顔認証システムを屋外で利用できる理由やメリット
- 屋外に顔認証システムを設置するときの2つの課題
- 屋外で利用できる顔認証システム3選
の順で、社内の稟議に役立つ情報をご紹介します。ぜひご一読ください。
>>今すぐ屋外対応の顔認証システムの相談をしたい方は、こちらをクリック
目次
顔認証システムは屋外でも利用できるのか?メリットも解説!
まずは、
- 顔認証システムはそもそも屋外で利用できるのか?
- 屋外で顔認証システムを利用するメリットは何かあるのか?
といった疑問について、1つずつ回答します。
顔認証システムは屋外でも利用できるか?
冒頭でお伝えした通り、顔認証システムは屋外でも利用可能です。ただし屋外設置に対応したデバイスを導入する必要があります。
そのためこれから顔認証システムの契約・導入を考えている方は、「屋外利用に対応しているか」を必ず確認しましょう。
>>顔認証システムの特徴・仕組み・対象デバイスについてはこちらをクリック
また屋外での顔認証システム利用は、
- 雨天や逆光、直射日光によって認証精度が落ちる可能性がある ⇒設置場所に注意が必要
- はっきり顔を写さないと認証できないことがある ⇒屋内での顔認証よりも精度が落ちやすい
- 逆光:WDR(明暗差があっても、はっきりと映せる)
- 防水・防塵性能:IP65(雨風があっても、認証が可能)
- オフィスのセキュリティ強化
⇒「なりすまし」被害に遭いにくい - 本人確認を手軽にできる
⇒両手が塞がっていても本人確認できる - 検温を自動で実施できる
⇒従業員の健康管理や感染症対策として有効 - 顔認証時に自動検温(コロナ対策が可能)
- 労務管理システムと連動した出退勤管理の自動化(工数削減)
- 環境や条件によって認証精度が左右される
- サービスによって顔認証システムの性能が異なる
- 明るさ(逆光・直射日光など)
- 水滴(雨など)
- ゴミの付着(砂など空気中のゴミなど)
- あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響が発生しない
- 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない
- 認証距離
- 認証精度
- 認証スピード
- 顔認証システムは屋外でも導入可能
- セキュリティ強化や外部システム連携による業務効率化が期待できる
- ただし「環境」や「条件」によって認証精度が落ちることも
- またデバイスによって認証精度や認証スピードが異なる
- SECURE AI Office Base
- NeoFace KAOATO
- MB-300/MF
- コロナ対策:顔認証時のマスク着用チェック、自動測温、混雑状況の可視化
- 管理業務の効率化:入退室履歴や体温データを利用した労務管理・勤怠管理
- QRコード(※)顔認証システムを活用 ⇒セキュリティをより強化できる
- 入退室履歴を記録できる ⇒出退勤記録を管理しやすい ⇒濃厚接触者を追跡しやすく、コロナ対策としても有効
- 登録した顔を検知すると、担当者に通知できる ⇒商業施設での迷子捜し、病院での安全確保(入院患者の無断外出予防)などに役立つ
- 逆光に強く、マスクを着用した状態でも顔認証できる
- 最大1,500人の顔データを登録可能
- IP65対応に対応しており、防塵・防水性能が高い
- SECURE AI Office Base
- NeoFace KAOATO
- MB-300/MF
- 顔認証システムは屋外でも利用できる
- ただし天候や環境によって認証精度が落ちる可能性も
- サービスによって顔認証の精度や認証スピードが異なる
- 顔認証と同時に測温(体温測定)やマスク着用チェックが可能 ⇒コロナ感染の疑いがある人の入室を防ぎやすくなる
- オフィスの混雑状況を可視化 ⇒3密を避けて働きやすくなる
- 出退勤データや体温などのデータを管理 ⇒勤怠管理・労務管理を効率化できる
など、屋内利用時と比較すると不便な点もあります。
ただ最近では、これらの悪条件(逆光や雨風など)を克服した顔認証システムも登場しています。たとえば弊社(SECURE)のクラウド型オフィス管理サービス『SECURE AI Office Base』では、屋外用の顔認証システム「SA-FRT150WC」の導入ができます。
「SA-FRT150WC」には以下のように逆光 + 防水・防塵性能があり、悪条件でも高精度の顔認証が可能です。
こういった屋外の設置環境でも精度を落とさず認証できる端末もあるため、大きな障壁にはなりません。
さらに屋外で顔認証システムを導入すると、セキュリティ強化など嬉しいメリットがあるもの。屋外で顔認証システムを利用する利点について、詳しく見ていきましょう。
屋外に顔認証システムを導入するメリットは?
屋外で顔認証システムを利用すると、次のようなメリットがあります。
たとえば社員証をかざして本人確認する場合、社員証が盗まれると本人に「なりすまし」てオフィスに侵入されるリスクがあります。また社員証を取り出すとき、両手が塞がっているとスムーズに認証できず不便ですよね。
しかし顔認証システムを導入すれば「なりすまし」を行いにくく、オフィスへの不審者侵入リスクを軽減できます。
もしかすると、「iPhoneで撮影した画像を写したり、3Dモデルを作成したりすればセキュリティを突破されるのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。しかし最近の顔認証システムは進化しており、不正がしづらい仕組みになっているので心配ありません。
たとえば弊社(SECURE)が提供している「SA-FS2/IP顔認証ターミナル」では、写真や3Dプリンタで作成した偽顔を認証しません。また顔を写すだけで本人確認できるため、両手が塞がっていてもスムーズに認証できます。
さらに顔認証システムによっては、
などに繋がる付加価値があることも。
でも、「顔認証システムは良いことも多そうだけど、デメリットはないの?」と思った方もいるのではないでしょうか。以下で顔認証システムのメリット・デメリットをご紹介しているので、ご一読ください。
参考:顔認証システム メリット デメリット
また“屋外で”顔認証システムを利用する場合、考慮しておくべき2つの課題があります。導入前に見ておかないと精度に影響する可能性もあるので、詳しく見ていきましょう。
屋外に顔認証システムを設置するときの2つの課題とは?
屋外で利用できる顔認証システムを探すときは、以下の課題を解決できるか確認しておく必要があります。
課題の詳細と具体的な解決策について見ていきましょう。
1.認証精度が環境や条件に左右されやすい
屋外で顔認証システムを利用すると、外部環境やデバイスの状態によって、認証精度が落ちる可能性があります。認証精度を落とす具体的な要因について、見てみましょう。
こういった設置場所、時間帯、環境などの条件によって、認証精度が落ちてしまう可能性があります。特に顔認証システムを屋外に設置するなら、防水・防塵性能がとても重要です。
屋外に設置する上で、雨風などによる影響は避けて通れません。雨が降った日に顔認証ができなければ、オフィスに出社できなくなってしまいますよね。
仮に認証できたとしても、何度も認証を試して時間がかかってしまう可能性も。そのため、防水・防塵の等級を表す「IPX」にデバイスが対応しているか、購入前にチェックしましょう。
■IPXとは? IP〇□(〇×の部分は数字)で記載される、防水と防塵のレベルを表した規格。〇の部分で防塵等級、□の部分で防水等級を示しています。数字が大きくなるほど防水・防塵性能が高く、IPXの最高等級は「IP68」です。 ただし防水等級のレベル6(つまり□の部分が6以上)は、 多くの顔認証システムでは「IP65」対応(防塵等級6、防水等級5)となっていますが、顔認証デバイスとして求められている耐水性能としては十分であることを付け加えさせて頂きます。 |
たとえば弊社(SECURE)で提供している屋外対応の顔認証システム「SA-FRT150WC」は、「IP65」の防水・防塵性能に対応しています。「環境によって認証精度が落ちにくい顔認証システムを探している」という方は、ぜひ以下からお問い合わせください。
また顔認証システムを提供しているサービスによって、デバイスの認証距離、認証精度、認証スピードが異なる点にも注意が必要です。詳しく見ていきましょう。
2.顔認証システムによって「認証距離」や「認証精度」に差がある
顔認証システムによって、
が異なります。
認証距離が長いほど、カメラから遠くの人物に対しても認証可能。商業施設やライブ会場など、不特定多数の人が集まる場所で顔認証システムを利用するときにおすすめです。
また正確な認証を左右する「認証精度」や、カメラに写ってから本人確認を実行するまでの「認証スピード」も、顔認証システムを選ぶときに重視すべきポイントといえます。
他にも、顔認証システムを選ぶときに見るべきポイントはいろいろあります。以下で6つのポイントをご紹介しているので、ご一読ください。
参考:【マスク着用時もOK】オフィスに顔認証システムを導入すべき3つの理由
話が広がってきたので、ここまでの内容を一度まとめます。
いくつか注意すべき点はあるものの、屋外で導入できる顔認証システムはあります。とはいえ屋外に対応した顔認証システムを探すのは大変ですし、ましてや認証精度が高い(環境や条件による精度が落ちづらい)製品はなかなか見つからないことも。
そこで以下では、屋外で利用できるおすすめ顔認証システムを3つご紹介します。
屋外で利用できる顔認証システム3選!
屋外で利用できるおすすめの顔認証システムは、次の3つ。
「屋外利用できる顔認証システムを比較・検討したい」と考えている方におすすめです。つずつ詳しく見ていきましょう。
1.SECURE AI Office Base
弊社(SECURE)では、顔認証システムを活用したオフィス管理システム「SECURE AI Office Base」を提供しております。
「IP65」に対応しているので、防水・防塵性能については問題ありません。さらにWDR(ワイルドダイナミックレンジ)機能を備えているため、逆光のあたる屋外でも利用できます。
気になるデバイスのスペックも見てみましょう。
■SA-FRT150WCの仕様
認証距離 | 3m |
認証スピード | 0.2秒以下 |
0.2秒で認証可能なので、認証のため待つ体感時間がほとんどありません。また認証距離も3mなので、わざわざ認証のために近づく必要もありません。
さらにSA-FRT150WC(屋外用の顔認証デバイス)が導入できるSECURE AI Office Baseには、以下のような特徴もあります。
■SECURE AI Office Baseの特徴 ・屋外での顔認証に対応 ⇒オフィスのセキュリティ強化ができる ・入退室履歴の自動測温(体温測定) ⇒体調不良者をすぐに発見できる ⇒オフィス内での風邪・インフルエンザの流行を予防しやすい ⇒最近ではコロナ対策としても有効 ▲SECURE AI Office Baseで確認できる体温データのイメージ ・屋外はもちろん、屋内での利用に対応 ⇒屋内対応のデバイスでは、マスク着用チェックにも対応 ・5,000人の顔データを保存可能 |
クラウド型のオフィス管理サービス「SECURE AI Office Base」は、屋外での顔認証システムに強いだけではありません。以下のように、コロナ対策 + 管理業務の効率化ができる機能も豊富です。
詳しい機能について知りたい方は、以下からお気軽にお問い合わせください。
2.NeoFace KAOATO
NECの提供している顔認証パッケージソフトウェア「NeoFace KAOATO」。屋外で利用できるのはもちろん、以下のような特徴があります。
特筆すべきポイントは、QRコードを活用した顔認証システムを採用していること。QRに登録した個人の顔情報およびデータを顔認証システムのカメラに写し、自分の顔を写すことで、顔認識できます。
たとえば受験会場では、QRコードが記載されている受験票を活用することで本人確認が可能。カメラにQRコードを写し、QRコード内の顔データとカメラで写した顔データが一致すれば本人確認できる仕組みです。
オフィスの入り口で顔認識を利用するときはもちろん、商業施設や病院などにもおすすめです。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
3.MB-300/MF
ステルス・ネットワークス株式会社が提供する顔認証システム「MB-300/MF」。こちらも主な特徴について見てみましょう。
特筆すべきポイントは、逆光に強くマスク着用した状態でも本人確認できること。日光や天候などによって認証精度が落ちやすい屋外で、マスク着用したままでも本人確認できます。
またデバイスの基本的な性能も十分。オフィスの出退勤時に利用する分には、十分問題なく利用できます。
認証距離 | 1.5m |
認証スピード | 0.2秒 |
「マスクを着用した状態でも本人確認できる、屋外対応の顔認証システムが欲しい」という方は、チェックしてはいかがでしょうか。
ここまで、
の屋外対応した3つの顔認証システムをご紹介しました。それぞれ独自の魅力があるので、自社の目的に合ったシステムを選んで導入していただければと思います。
また、もし
「屋外で利用可能、かつコロナ対策ができる顔認証システムを探している」
「コロナ対策はもちろん、労務管理システムと連携して業務効率化を目指したい」
と考えている担当者の方がいる場合は、「SECURE AI Office Base」の導入がおすすめです。
「SECURE AI Office Base」でコロナ対策や労務管理に役立つ理由について、詳しく解説します。
屋外の顔認証とコロナ対策を同時に行うなら『SECURE AI Office Base』がおすすめ!
屋外での顔認証はもちろん、コロナ対策や業務効率化を目指すのであれば、弊社(SECURE)の提供するオフィス管理システム「SECURE AI Office Base」がおすすめです。
具体的な理由について、実際の機能を例に詳しく解説します。まずは、コロナ対策が強化できる機能を見ていきましょう。
■SECURE AI Office Baseでコロナ対策が強化できる機能の例 ・【コロナ対策1】3密や従業員同士の接触を避けるオフィス環境 ⇒オフィスの混雑状況をクラウドで確認できる ⇒職場が密になるとアラートで警告がでる ・【コロナ対策2】自動測温・マスク着用チェックの実施 ⇒入退室時の顔認証と同時に自動測温・マスク着用チェックを実施 ⇒発熱者を検知した場合は、入退室を制限できる ・【コロナ対策3】入退室履歴を確認できる ⇒万が一オフィスでコロナ感染者が発生した場合、濃厚接触者を洗い出しやすい ⇒濃厚接触者リストの作成が簡単になる |
屋内用の顔認証デバイスでは、認証と同時に測温(体温を検査)・マスク着用チェックが可能です。コロナ感染の疑いがある人の入室を、なるべく制限しやすくなるでしょう。
さらにオフィス内の混雑状況を可視化できるため、なるべく3密を避けた働き方が実現しやすくなります。
次に、管理業務を効率化できる機能を見ていきましょう。
■SECURE AI Office Baseで管理業務が効率化できる機能の例 ・【業務効率化1】クラウド上で出退勤時間を確認できる ⇒労務管理のために総務部が出社する必要が無い・【業務効率化2】クラウド上で顔データの新規追加が可能 ⇒新入社員や来客の顔データを追加するため、総務部が出社する必要が無い ⇒間接部門でもテレワークを実行しやすくなる ・【業務効率化3】だれが、どこで働いているかクラウドで確認できる ⇒だれがオフィスに出社しているのか、すぐに分かる ⇒テレワークやサテライトオフィス、ABWといった働き方を促しやすい |
顔認証システムのデータを活用し、従業員の入退室履歴、体温などのデータが確認できます。入退室の時間が記録されているため出退勤管理が楽になるのはもちろん、労務管理も効率化可能です。
このように「顔認証システムでセキュリティ対策をしつつ、コロナ対策や管理業務の効率化をしたい」と考えている方に、SECURE AI Office Baseはおすすめです。詳しい機能について知りたい方は、以下からお問い合わせください。
まとめ:屋外でも顔認証システムは利用できるが、注意が必要!
今回は、屋外で顔認証システムが利用できる理由や、屋外利用時の注意点などについて解説しました。最後に、ここまでの内容をまとめます。
屋外対応の顔認証システムを利用すれば、自社ビルの入り口や商業店舗など、利用できる場所の幅が広がります。ただ、顔認証システムによってできることには違いがあります。
屋外での顔認証システムだけでなく、コロナ対策や業務効率化も進めたい方は「SECURE AI Office Base」がおすすめです。
「SECURE AI Office Base」では、屋外で顔認証システムを利用できるのはもちろん、以下のようなメリットがあります。
以下で詳細な機能や料金をご紹介しておりますので、お気軽にお問い合わせください。