自社でも活用できる?顔認証システムの導入事例を3つのケースに分けて紹介!
「顔認証システムの導入を考えているが、導入イメージが湧かない」
「顔認証システムの導入に成功した事例があれば、参考にしたい!」
と思うことはありませんか?
顔認証システムとは、カメラの映像から人物を識別して認証するシステムのこと。手軽かつ高精度な本人確認ができる顔認証システムですが、自社に導入してうまく活用できるのか不安な方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、顔認証システムの導入事例を以下3つに分けてご紹介します。
- オフィス
- 店舗やイベント施設
- その他
自社に顔認証システムを導入するイメージを固めたい方は、ご一読ください。
>>今すぐ顔認証システムの仕組みなどを詳しく知りたい方はこちらをクリック
また顔認証システムは、自動測温やマスク着用チェックに対応しているためコロナ対策にも有効です。ただ、職場のコロナ対策という意味では、顔認証システムだけで足りない場合も。「職場の3密対策 虎の巻」で職場に求められるコロナ対策について解説しているので、こちらもご一読ください。
目次
顔認証システムの導入事例を3つのケースに分けて解説!
顔認証システムは、その名の通り「顔」で認証ができます。そのため、ICカードを持ち歩いたり、パスワードを毎回入力したりする必要がありません。
また顔認証の場合は、社員証の盗難による「なりすまし」のリスクを無くせるメリットもあります。とはいえ「自社で顔認証システムを導入しても本当にうまくいくのか不安」と考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで以下では、
- オフィス
- 店舗やイベント施設
- その他
の3つのケースに分けて顔認証システムの導入事例をご紹介します。1つずつ詳しく見ていきましょう。
【ケース1】オフィスの顔認証システム導入事例
顔認証システムをオフィスに導入すると、
- スムーズな本人確認
- セキュリティの向上
といったメリットがあります。まずは顔認証システムを実際に導入したオフィスの事例をチェックしてみましょう。
以下では弊社(SECURE)の顔認証システムを導入した、スマートニュース株式会社さまの事例をご紹介します。
生体認証にも多様な種類があります。指紋や網膜、静脈などがある中、どうして顔認証にこだわられたのでしょうか。
引用元:SECURE「スマートニュース株式会社の導入事例」
「システムの精度によると思いますが、指紋は力加減や冬など乾燥した時期には認証が通りにくいことがあるというのが、以前使っていて実感したことです。また手を使うものは荷物を抱えていると使えませんよね。採用しているセキュアさんの顔認証システムなら、多少離れたところからでも認識してくれるので、網膜のように近づかなくてもいい。AIの認識が早いので、ドアに近づくとすっと開く。ストレスがないのがとてもいいですね」
スマートニュース株式会社さまの例では、
- 指紋などでは、力加減や冬などの乾燥した時期に認証が通りにくい
- また、手に荷物がある場合は認証できない
- 弊社の顔認証システムなら、多少離れたところからでも認識できる
- ドアに近づくだけですぐに認証が終わり、すっとドアが開く
といった実際に利用する点を考慮し、顔認証システムを導入しています。
顔認証システムの多くは、1秒以内に認証できるためストレスを感じることもありません。たとえば弊社の顔認証システム「SA-FRT1500SC」では、次のような認証スピード・測温距離での認証が可能です。
認証スピード | 0.2秒以下 |
顔認証の探知距離 | 30cm~3m |
さらに、「マスク着用チェック」や「自動測温」といった、オフィスのコロナ対策に特化した機能もあります。「オフィスのセキュリティ対策だけでなく、コロナ対策の強化もしたい!」と考えている方は、以下からお問い合わせください。
またICカードのように紛失するリスクや、指紋認証のように乾燥した時期になると認証の精度が悪くなるといった問題もありません。他にも、オフィスに顔認証システムを導入すべき理由はいろいろあります。
以下で詳しく解説しているため、オフィスに顔認証システム導入を検討している方はご一読ください。
参考:【マスク着用時もOK】オフィスに顔認証システムを導入すべき3つの理由
オフィス以外にも、顔認証システムの導入が効果的な職場もあります。続いて、店舗・イベント会場の事例も見ていきましょう。
【ケース2】店舗・イベント会場への顔認証システム導入事例
顔認証システムは、商業施設やイベント会場などで導入されているケースも多いです。具体的な事例を確認してみましょう。
- MR.Childrenは2015年から、顔認証システムをライブ会場に導入
- 宇多田ヒカルは、サイトでのチケット事前申し込み時に顔認証による本人確認を必須に
参考:TECK CAMPブログ「東京五輪やアイドルのライブにも導入される顔認証システム【仕組みや事例を解説】」
この事例では、ライブ会場のチケットを顔認証で購入できる仕組みを導入し、チケットの転売を防いでいました。
さらに、顔認証システムを活用した無人型店舗の普及も期待されています。たとえば弊社(SECURE)には、未来型無人店舗「AI STORE LAB」があります。事前に顔の画像を登録しておくことで、顔認証だけで入店・退店・決済までできるのです。
無人型店舗が普及すると
- 本人確認ができるので、万引きリスクの大幅低減が期待できる
- 財布を持ち歩かなくても買い物ができる
といったメリットも。完全自動化でお店を運営できれば、人件費なども大幅カットができるでしょう。
また顔認証システムは、オフィスや小売店以外でも活用が進んでいます。最も身近な事例として挙げられるのは、スマートフォンの顔認証によるロック解除です。詳しく見ていきましょう。
【ケース3】その他顔認証システムの導入事例
顔認証システムは、スマートフォンのロック解除をはじめ、私たちの身近な場所でも利用されています。どのようなシーンで顔認証システムが利用されているか、見てみましょう。
- スマートフォンへの顔認証システム搭載 ⇒端末のロック解除がよりスムーズに、かつ「なりすまし」にくくなった
- セブンイレブンは店舗管理端末に顔認証システムを導入 ⇒従業員は端末のカメラに顔を写すことでログインできる
- 病院に顔認証システムを導入 ⇒患者が出口付近に近づくとスタッフに通知される
⇒セキュリティが向上した
⇒患者の自由を最大限確保しつつ、患者が病院から勝手に抜け出すリスクを低減できた
⇒医療従事者の負担軽減、および患者のストレス低減ができた
参考:NEC「顔認証システムを活用し、患者様に寄り添った対応を実現。確実な離院防止で「ご家族も安心できる病院」を目指す」
このように、スマートフォンをはじめとした様々な場所で顔認証システムは活用されています。
ここまで、オフィス・店舗・その他の場所で顔認証システムが活用されている事例をご紹介しました。顔認証システムと聞くと仰々しい印象を受けますが、意外と私たちの身近で活用されていることが多いと分かりましたね。
また、
- セキュリティ対策
- コロナ対策
- 人件費の削減
など、顔認証システムの導入で様々なメリットがある点もイメージできたのではないでしょうか。
しかしいざ顔認証システムを導入しようとすると、社内の稟議を通す必要があります。そのため、「なんとなく顔認証システムが良いことがわかった」というだけでなく、「導入後の効果」や「導入時に気をつけるべき点」などを入念に調べる必要が出てくることも。
そこで以下では、顔認証システムを導入するメリットとデメリットをご紹介します。
顔認証システムを導入するメリット・デメリットは?
顔認証システムを導入するメリット・デメリットを解説します。まずは、顔認証システムのメリットについて見ていきましょう。
- 片手間で認証できる
⇒顔を写すだけなので、両手がふさがっていても問題ない - 認証スピードが早い
⇒1秒以下で本人確認できる - 他の認証方式に比べて、セキュリティ対策が強い
⇒「カード紛失によるなりすまし」といったリスクがない - 検温やマスク着用チェックなど、コロナ対策が強化できることも
⇒サービスによって付加価値的な機能がある
顔認証システムを導入すれば、片手間かつスムーズに認証ができます。また他の認証方式に比べてなりすましなどの被害が起こりにくく、セキュリティ対策も強化可能です。
さらに、サービスによっては測温やマスク着用チェックなどもできるため、コロナ対策の強化にもつながるでしょう。一方で、次のようなデメリットも。
- 顔認証用のデバイスを、工事して設置する必要がある
⇒ただしサービスによっては工事が必要ないタイプもある - データサイズが大きい
⇒オンプレミス型(自社でデータ管理するタイプ)だと不安が残る
顔認証システムの導入には、認証端末の工事が必要です。またオンプレミス(自社でサーバーやネットワークを構築し、データ管理を行うタイプ)の場合は、環境構築に時間やコストがかかります。
そのため顔認証システムの導入を急ぎたい方には、あまりおすすめできません。さらにオンプレミスの場合は、サーバーのセキュリティ対策を維持するために「サーバーのアップデート」なども必要となるでしょう。
ただ、「アップデート後にサービスが動かなくなってしまった……」といったことを防ぐために事前に検証が必要となり、運用コストが高くなってしまうことも。
一方でクラウドの場合は、クラウド事業者がサーバーの運用を担当します。そのためサーバー運用などを特に意識しなくても、サービスを利用できます。このようにクラウド型のサービスを利用するメリットは、とても多いです。
また社内の稟議を通す際は、費用に見合った機能があるか説明する必要があり、予算に関する情報は必須となります。顔認証システムの費用については以下で紹介しているので、合わせてご一読ください。
参考:顔認証システムの費用相場は?自社に最適な予算・機能で導入するコツも解説
ここまで読んで、「考えていたよりも顔認証システムの導入はメリットが多そう。この機会に、自社でも顔認証システムの導入を検討したい」と思った方もいるのではないでしょうか。
ただ、クラウド型かつセキュリティ対策 + コロナ対策などが同時にできる顔認証システムは、あまり多くありません。もしもこれらの対策を進めていきたいなら、SECURE AI Office Baseがおすすめです。その理由について、詳しく見ていきましょう。
顔認証システムの導入を考えているなら『SECURE AI Office Base』がおすすめ!
SECURE AI Office Baseでは、顔認証で本人確認できるのはもちろんこと、コロナ対策が強化できる機能も豊富です。具体的な機能について、4つご紹介します。
・【機能1】オフィスへ入退室時に自動で測温を実施 ⇒人的コストをかけず、こまめな測温が可能 ⇒急な体調悪化時にも早期発見でき、高熱者は入退室を制限可能 ▲入退室履歴や在室者がわかるSECURE AI Office Baseの画面イメージ ・【機能2】入退室履歴を後日確認できる ⇒濃厚接触者リストを作成しやすくなる ⇒万が一のクラスター発生時、迅速に濃厚接触者を洗い出しやすい ▲入退室履歴や在室者がわかるSECURE AI Office Baseの画面イメージ ・【機能3】マスク未着用者のチェックができる ⇒マスク未着用時にアラートを出したり、入退室の制限が可能 ⇒職場内でのコロナ感染・クラスター発生のリスクを低減できる ・【機能4】職場の混雑状況をクラウドから確認できる ⇒職場が3密になる状況を作りにくくなる ⇒万が一職場が密になった場合はアラートが鳴る ▲オフィスの混雑状況がわかるイメージ ▲オフィス内の混雑時間の予想がわかるイメージ |
このように、SECURE AI Office Baseではコロナ対策が強化できる機能が豊富です。また費用に関しても、以下のように「規模」や「機能」に合わせた最適な料金設定を選択できます。
■SECURE AI Office Baseの導入費用例
「顔認証システムの導入と同時に、コロナ対策も強化したい」と考えている方は、以下からお問い合わせください。
まとめ:顔認証システムはセキュリティ対策だけでなく、コロナ対策も可能!
今回は、顔認証システムの導入事例についてご紹介しました。最後に、ここまでの内容をまとめます。
- 顔認証システムはオフィスや店舗など、身近なところで活用されている
- 手軽かつ高い精度の本人確認ができるが、設置場所によって認証精度に差がでることも
- いまから顔認証システムを新規導入するなら、付加価値となる機能が充実したサービスがおすすめ
顔認証システムは身近な場所でたくさん活用されているもの。導入事例も豊富にあるため、「これから顔認証システムを導入しよう」と考えている企業も、安心して利用できます。
ただ、顔認証システムによって追加機能は異なります。もしもコロナ対策 + セキュリティ対策を同時に強化したいなら、SECURE AI Office Baseの導入がおすすめです。
SECURE AI Office Baseを導入すれば、
- 入退室時の自動測温
- マスク着用チェック
- オフィス内の混雑状況の可視化
- 勤怠管理の効率化
といったコロナ対策を強化しつつ、人的コストも抑えられます。詳細については以下でご紹介しているので、まずはご確認ください。