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入退室管理を徹底解説!システムの主なタイプやメリット・失敗しない選び方6選

入退室管理とは、防犯やセキュリティのうえで大切な要素ですが、出入りのたびに鍵の開け閉めや認証作業を行う手間が発生するため、業務効率に影響が出る場合も少なくありません。

本記事では、入退室管理を適切に実施するメリットや方法、失敗しないシステムの選び方などを解説します。

なお当サイトでは、入退室管理に課題を持たれている方や、これからオフィスの移転を考えている方などに、入退室管理システムの導入に必要なノウハウをまとめた資料を配布しています。

システム導入の検討を始めたばかりの方にも役立つ内容となっているので、下記のバナーをクリックのうえ、気軽に資料をダウンロードしてみてください。

目次

入退室管理とは?

入退室管理とは、簡潔にいうと施設への人の出入りの管理です。部外者が勝手に入室することを防いだり、特定の部屋への出入りの記録を厳密にする際に実施します。

例えば、下記のようなケースが入退室管理に該当します。

外部からの出入口は常時施錠し、部外者が入れないようにする特定の部屋への入室を社員ごと、時間ごとに制限する出入りの記録をPCに自動的に記録する

実は、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを利用して駅の自動改札を通るのも、一種の入退室管理です。SuicaやPASMOなどで自動改札を通る際、改札を通過した時間がシステムに記録されたり、お金の足りないICカードなどは、通過できないように制限したりして管理しています。

入退室の管理が必要な理由と記録すべき情報

入退室管理は、施設のセキュリティ強化や情報保護、業務の効率化などのために必要な仕組みです。

企業や組織にとって、「誰が・いつ・どこに出入りしたか」を記録することは、不正な侵入や情報漏洩を防ぐための有効な手段となります。

また適切な入退室の記録があれば、社員の勤怠管理や問題が起こった際の原因究明にも役立ち、業務の透明性を高められます。

入退室管理で記録すべき情報の例は、下記のとおりです。

日時: 入退室した年月日と時刻
場所: 入退室した場所(出入口、部屋など)
人物: 入退室した人物(社員番号、氏名など)
認証方法: 入退室に用いた方法(ICカード、顔認証など)
備考: 特記事項(来客者の目的など

入退室の際の記録の重要性について下記の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひ併せてチェックしてみてください。

入退室記録の重要性とは?記録するべき理由やメリット、効率的な方法を解説

入退室管理で企業のセキュリティは向上しますが、人の手のみで管理することには限界があります。「鍵の貸出と記録」「受付台帳での管理」などはすぐに導入することができますが、、こうした手作業による管理では記録の漏れやミスが発生するリスクがあり、また管理の負担も大きくなりがちです。

さらに膨大なデータの集計や分析は、人の手だけでは時間と労力を要し、担当者の負担増加につながりかねません。

そこで、扉の鍵を「電気的に制御可能なタイプ」などに変更することで、入退室管理の効率化と精度向上が期待できます。

入退室管理システム導入による5つのメリット

ここでは、企業が入退室管理システムを導入することで得られる主なメリットを5つ紹介します。

  1. セキュリティ強化によるリスク低減
  2. 管理業務全体の効率化による負担軽減
  3. 出退勤管理の自動化で業務効率が向上 
  4. 法令遵守と認証取得による信頼性向上
  5. リアルタイムデータ活用による迅速な対応 

メリットを理解できれば、導入後の効果もイメージしやすくなります。

メリット1.セキュリティ強化によるリスク低減  

入退室管理システムはオフィスだけでなく、短期の貸しスタジオ・貸し会議室・貸し別荘など、様々なスペースへの入退室管理にも有効です。入退室管理システムを導入することで、不正侵入を防止でき、セキュリティが大幅に向上します。

このシステムにより、登録された人物以外のアクセスを高度に排除できるため、重要なエリアへの無断入室・深夜の店舗侵入・オフィス・レンタル施設への不正侵入などのリスク低減が可能です。このことは、社員が安心して働ける環境作りにもつながります。

またあってはならないことですが、内部不正への対策としては「特定のエリアへのアクセスを権限保持者のみに制限する」などの管理が有用です。

さらに視点を変えてみると、見えないリスクの排除により、「ゲストや利用者が安心して空間を利用できる」環境を届けられるというメリットもあります。

安全で快適な環境づくりは、顧客からの信頼を高め、施設やサービスの利用機会を逃すなどの「チャンスロスの防止」にもつながります。

メリット2. 管理業務全体の効率化による負担軽減

入退室管理システムを導入することで、管理業務の効率化が期待できます。

例えばオフィスでは、新しい従業員が入社するたびに発生するカード発行や権限設定の手間を、以下のように大幅に削減できます。

・顔認証やモバイル認証を採用したシステムでは、物理的なカードを発行する必要がなく、データ登録のみで即座に入退室権限を付与できる
・一元管理機能により、複数拠点やフロアの設定を統一的に管理できるため、新規拠点の追加や従業員の増加にも柔軟に対応可能
・クラウド型システムを利用すれば、管理者は遠隔地からでもリアルタイムで設定変更ができるため、拠点ごとの管理負担も軽減
・退職者や異動者の権限を迅速に変更・削除できる

さらに、入退室管理は企業の事務作業に限らず、ホテル・レンタルスペース・ネットカフェなど、さまざまな業態でも同様に業務の効率化が可能です。

例えば、貸しスタジオで「利用者の予約状況に応じて自動的にアクセス権を設定する仕組み」を導入すると、管理者の手間を削減しながら、利用者には快適な体験を提供できます。

参考:導入事例|「安全性と快適さ」の提供を実現した入退室管理システム

メリット3.出退勤管理の自動化で勤怠・労務管理が向上 

入退室管理システムにより従業員の入退室が自動的に記録され、正確な出退勤管理ができる点もメリットの一つです。

手動での入力が不要となり、出退勤のデータがそのまま勤怠システムと連携することで集計作業の簡素化も図れます。

例えば、従業員がICカードで出退勤を記録すると、データが即時にシステムへ反映され、勤怠集計が自動で完了し、勤怠・労務業務の効率化につながります。

下記の記事では、勤怠管理と入退室管理システム連携の効果を解説しているので、関心のある方はチェックしてみてください。

メリット4.法令遵守と認証取得による信頼性向上

入退室管理システムで適切な記録を残すことで、PマークやISMS(※)などの認証基準に準拠した運用が可能となり、企業の内部統制強化や認証取得の実現につながります。

※Pマーク(プライバシーマーク)とは
個人情報の適切な取り扱いを実践している企業や団体に対して付与される、日本の認証制度の一つ日本産業規格「JIS Q1500個人情報保護マネジメントシステムー要求事項」に準拠した「プライバシーマークにおける個人情報保護マネジメントシステム構築・運用指針」に基づく
参考:プライバシーマーク制度|JIPDEC
※ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは
組織全体の管理体制として、リスク評価に基づいて必要なセキュリティ水準を設定したうえで、計画を策定し、適切に資源を割り当てながら、システムの運用を進めることISO/IEC 27001に基づく
参考:ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは|ISMS-AC

入退室データは外部審査における重要な証拠資料となり、認証取得のための証拠保管に不可欠です。

入退室データの記録・管理体制を明確化し、認証基準に基づいた適切な運用をすることで、企業の信頼性向上と競争力強化にもつながります。

メリット5.リアルタイムデータ活用による迅速な対応 

入退室管理システムは、リアルタイムで入退室状況を把握できるため、緊急事態や災害時においても迅速な対応が可能です。

例えば、異常な入退室が発生した際にはシステムが即座に通知を行い、不審者の侵入による情報漏洩といったリスクを未然に防げます。

また地震や火災などの災害発生時には、システムが在室者の位置情報や避難状況を把握し、安否確認や効率的な避難誘導へとつなげられる点もメリットです。

リアルタイムのデータ活用で、従業員の安全確保や被害の最小化が期待でき、企業の危機対応能力が向上します。

なお当サイトでは、入退室管理システムの導入やリニューアルの前に基礎知識・ポイントを知りたい方に向けて、システム導入を網羅的に把握できる導入ガイドの記事もご用意しています。ご興味があれば、ぜひチェックしてみてください。

入退室管理システムの主な4つのタイプ

入退室管理システムにはさまざまな種類がありますが、本章では主要な4つのタイプを紹介します。

  1. 生体認証
  2. 非接触ICカード
  3. 暗証番号入力
  4. モバイル認証

それぞれの機能と特徴を表にまとめましたので、気になるものをクリックして詳細をチェックしてみてください。

認証方式運用規模安全性認証速度紛失リスク
生体認証小規模~中規模
非接触ICカード大規模××
暗証番号入力小規模××
モバイル認証大規模

〇:評価が高い △:中程度の評価 ×:課題あり

タイプ1.生体認証

生体認証タイプは、指紋や顔認証、虹彩認証など、個人の身体的特長を利用した入退室管理を行います。

例えば顔認証システムでは、カメラを用いて顔を検知し・認証することでスムーズな入室が可能です。

【生体認証のメリットとおすすめ施設】

メリット他人への貸与や共有が不可能で、セキュリティが高いカードやキーを持ち歩く必要がない個人を特定できるため、不正利用のリスクを大幅に低減
おすすめの施設最高レベルのセキュリティが求められるデータセンター研修施設や医療機関・オフィスなど情報管理が重要な施設 など

なお、株式会社セキュアが提供する顔認証技術は、ライセンス・デバイス合わせて8,800件以上の導入実績をもち、世界最高クラスの性能を誇ります。

目・鼻・口の特徴点や顔の凹凸などから本人を特定できるのが特徴で、0.2秒以下という高速な認証を実現し、利用者の待ち時間を削減できます。

当サイトでは顔認証に関連する総合的なリーフレットを無料で配布していますので、セキュアの顔認証技術に関心のある方は、下記のバナーをクリックのうえダウンロードしてチェックしてみてください。

タイプ2.カード認証

カード認証タイプは、社員証やICカードを使って入退室を管理するシステムです。

【カード認証のメリットとおすすめ施設】

メリット簡単で迅速な入退室が可能システム導入コストが比較的低いカードに他の機能(社員証、支払い機能など)を統合できる
おすすめの施設大勢が出入りするオフィスや商業施設効率的に管理できる工場の生産ラインと事務所 など

複数のドアで管理が可能なため、大規模な施設や工場での利用に適していますが、紛失や盗難のリスクを想定したルールづくりが大切です。

タイプ3.暗証番号入力

暗証番号入力タイプは、キーパッドを利用して個人が設定した暗証番号を入力し、認証を行うシステムです。

【暗証番号入力のメリットとおすすめ施設】

メリットカードやデバイス不要で初期導入コストが低い短期的なアクセス管理が可能(臨時従業員や訪問者向け)システムがシンプルで故障が少ない
おすすめの施設利用者がその場で設定された暗証番号を使用できる貸会議室・シェアハウス・小規模事務所 など

小規模オフィスや会議室など、限られたスペースでの利用に適しており、費用を抑えながら

簡単に導入できる点が特徴です。

ただし、暗証番号が漏洩するリスクがあるため、定期的な番号変更など、安全性を確保するためのルールや運用方法が必要です。

タイプ4.モバイル認証

モバイル認証タイプは、スマートフォンアプリを使用して認証を行うシステムです。

【モバイル認証のメリットとおすすめ施設】

メリット持ち歩きやすく利便性が高いアプリとの連携でさまざまな機能を利用できるタッチレス操作で衛生面でも優れる
おすすめの施設利用者の多様な権限管理に対応できるホテル・教育機関・コワーキングスペース IT化が進んでいるスタートアップ企業・IT企業 など

利便性や多機能性に優れますが、高齢者やデジタルツールの使用が苦手な層には使いにくいおそれがあります。

入退室管理を適切に行う「電気錠」

本章では、入退室管理をより精密かつ効率的に行うための「電気錠」について解説します。

電気錠とは、その名の通り「電気で動く錠前」のことです。従来の物理的な鍵ではなく、ICカード・暗証番号・生体認証などを使用してロックを操作します。

入退室管理を適切に行うためには、従来の鍵を「電気錠」に交換し、さらに電気錠を操作するためのID認証リーダーを設置することが有効です。

電気錠の導入と注意点

電気錠の導入により、従来の物理的な鍵よりもセキュリティレベルを高めることができ、扉を常時閉鎖状態に保つことで、部外者や許可のない人物の侵入を防ぐことができます。

ただし、扉の種類や設置環境によっては、電気錠をそのまま取り付けることができないケースもある点を押さえておきましょう。場合によっては、扉自体の交換が必要となる可能性もあるため、導入を検討する際は現場の事前確認が重要となります。

電気錠の種類

電気錠には主に3つの種類があります。

それぞれの特徴を、表にまとめました。

AU錠・最も一般的な電気錠・退出側に入退管理システムが設置されていない場合でも、ドアハンドルを下げるだけで解錠可能な「アンチパニック機能」が特徴
・火災や地震など緊急時でも迅速かつ安全に退出でき、通常時の運用もスムーズ
モーター錠・扉の枠が狭く、通常の錠前を取り付けられない場合に使われることがある
・デッドボルトと呼ばれるひっかけが、出たり入ったりすることでドアの開け閉めを行う
マグネット錠・扉に電磁石を設置し、ドアの開けしめ管理を行う
・あらゆるドアに設置可能な反面、停電時の設定は解錠しか選べない

適切な電気錠の選択と導入は、施設のセキュリティ強化だけでなく、効率的で安全な企業運営にもつながります。

入退室管理システムで失敗しない6つの選び方

ここからは、入退室管理システムの失敗しない選び方を6つ紹介します。

  1. 運用目的は明確か
  2. 運用規模はどのくらいか
  3. 安全性・利便性はどの程度か
  4. 設置環境はどうか
  5. 既存システムと連携できるか
  6. アフターケアはどうか

紹介した選び方を参考に、自社の状況に応じた計画を立ててみましょう。

選び方1.運用目的は明確か

システムを選ぶ際には、まず自社の運用目的を明確にします。

よくある導入目的は次のとおりです。

セキュリティを強化したい出退勤管理を効率化したいPマーク・ISMS認証を取得したいシェアスペースの管理効率を向上させたい など

顔認証や指紋認証など「高度なセキュリティ機能を求める場合」と、「手軽なICカード認証で十分」な場合では、選ぶべきシステムが異なる場合も考えられます。

さらに最近では人手不足の影響から、運用の効率化を重視するニーズも増加しているため、自社の状況に合わせて必要な機能を見極めましょう。

選び方2.運用規模はどのくらいか

システムの導入には、自社の運用規模に合った選定が必要です。

従業員数が多い企業では、大規模なデータ処理や多拠点対応が可能なシステムが適しています。

一方で小規模なオフィスでは、シンプルでコストパフォーマンスの高いシステムが望ましいです。

また、将来的な拡張性も考慮に入れるのがおすすめです。例えば、従業員の増加や新拠点の開設にも対応できる柔軟なシステムを選ぶと、スムーズな運用が長期的に期待できます。

なお、入退室管理システムにかかる費用についてイメージしたい方は、下記の記事をご覧ください。

選び方3.安全性・利便性はどの程度か

システムを選ぶ際は、安全性と利便性のバランスを重視することがポイントです。

高度な生体認証や暗号化機能は安全性を高めますが、コストや利用者の利便性を損なうおそれがあります。

対してICカードや暗証番号は使いやすい反面、紛失や情報漏洩のリスクの被害に遭いかねません。

自社のセキュリティレベルと従業員の負担を総合的に考慮し、適切なシステムを選びましょう。

選び方4.設置環境はどうか

システムの導入には設置環境の確認も欠かせません。

例えば、屋外設置を予定している場合には、耐久性や防水性能を備えたシステムが必要です。

また、設置場所のスペースやネットワーク環境が不十分だと、期待する性能を発揮できない場合があります。クラウド型システムを選ぶ場合は、インターネット接続の安定性についても確認が必要です。

環境に適したシステムを選定することで、スムーズな運用が可能になります。

選び方5.既存システムと連携できるか

入退室管理システムを選ぶ際には、既存のシステムや業務フローとの連携性もチェックが必要です。

既存のシステムや業務フローとの連携ができると、下記のような利点が見込めます。

勤怠管理システムや人事管理ソフトとのデータ連携で、業務効率が大幅に向上連携可能なシステムは、導入後の手間を削減し、データの一元管理が可能API連携やカスタマイズ性に優れたシステムを選べば、特定の業務に応じた柔軟な対応も実現

既存のシステムと連携できない場合、データの二重入力や作業の煩雑化につながるリスクがある点を押さえておきましょう。

選び方6.アフターケアはどうか

導入後に「発生するおそれのあるトラブル」や、「システムのメンテナンスがスムーズに対応されるか」などのアフターケアまで確認しておきましょう。

長期的な運用の安心感を得るために、ベンダー選定時にはアフターケアについて下記のような点をチェックするのがおすすめです。

・サポート窓口はあるか
・トラブルが発生した際にどの程度迅速に対応してもらえるか
・定期的なアップデートや機能追加が提供されるか
・運用に必要なトレーニングやマニュアルが整備されているか
・運用後に発生する保守費用や更新費用が明確か など

なお、株式会社セキュアが提供する入退室管理ソリューションサービスは、自社コールセンターの設置や全国に広がるサポートネットワークにより、導入後のサポートも充実しています。

お客様から「フットワークが軽い」と喜びの言葉もいただいているセキュアの入退室管理ソリューションサービスについて関心のある方は、お気軽に下記から資料を取り寄せてみてください。

セキュアの入退室管理ソリューションサービス「SECURE AC」については、次の章で詳しく解説します。

入退室管理ソリューション「SECURE AC」

株式会社セキュアの「SECURE AC」は、顔認証による正確な本人確認で、高いセキュリティレベルを実現する、入退室管理ソリューションです。顔認証入退室管理では、3年連続導入実績1位を誇り、多くの企業や施設で採用されています。

入室・ 退室ごとにログを正確に記録するので、「誰が・いつ・どこにいたのか」を把握でき、権限を持たない外部者の侵入や情報漏洩リスクの大幅な軽減が可能です。

「SECURE AC」でできることの一例を、下記にまとめました。

・正確な顔認証で、他の人が代わりに打刻するなどの「なりすまし」が不可のため、勤怠の不正を防止できる
・機密情報の漏洩を防ぐための入室制限として、「顔認証」+「カード」の2重認証が設定できる
・火災報知器や警備システムからの信号を受信して、自動解錠や認証停止ができる
・エレベーターの制御を設定し、フロア毎の制御ができるユーザーの追加や削除を一括で管理できる など

「SECURE AC」は、他システムとの連携に優れており、勤怠管理や在室管理、受付システムとの統合が可能です。そのためDX推進や働き方改革に合わせて、柔軟なカスタマイズができる点もメリットの一つです。

導入のご提案から設計・導入支援・施工・導入後サポート・保守まで、すべて一貫した対応で安心の「SECURE AC」についての詳細は、下記から気軽に問い合わせてみてください。

成長企業が選んだセキュアの入退室管理システムの事例3選

本章では、セキュアの入退室管理システムを導入いただいた企業の事例を3つご紹介します。

  1. 株式会社メルカリ
  2. ラクスル株式会社
  3. 株式会社GA technologies

それぞれの企業が抱える課題に応じてセキュアの入退室管理システムがどのように活用されたのかをご覧いただき、読者の課題に合ったヒントが見つかれば幸いです。

事例1.共に未来を描けるセキュリティパートナー|株式会社メルカリ

出典:株式会社メルカリ

株式会社メルカリ様は、「メルカリ」や「メルカリペイ」など、世の中のニーズに合った新しいサービスを次々と生み出している成長著しい企業です。 東京・仙台・福岡とオフィスを拡大し、社内も常に変化し続けています。

急成長する企業として、機密情報を保護しながら柔軟にオフィス環境を運営する必要がありました。

導入のきっかけ以前のセキュリティベンダーからのリプレースを検討する中で、対応の良さとスピード感が決め手となり「SECURE AC」を採用
課題・急速な事業成長に伴い、全国のオフィス拠点やレイアウト変更が頻繁に発生、効率的かつ迅速なセキュリティ対応が求められていた
・高いセキュリティレベルを維持し、ビジネスの停滞を回避したい
セキュアの管理システム導入の効果【迅速で柔軟な対応】
・オフィス移転時に設計図や移転日などの必要情報を渡すだけで、セキュアがスムーズにタスクを巻き取り迅速に対応
【セキュリティ強化】
・ICカードを用いた入退室管理で、オフィス内のセキュリティレベルを状況に応じて調整
・過去ログの参照機能により、不正やトラブルの迅速な対応が可能になり、社員やエンドユーザーの安心感が向上

メルカリ様は、現在のシステムに満足しつつも、今後は新しいニーズや変化に応じたサービスの提案を期待されています。「成長を共に加速させるパートナー」へ進化することで、セキュアはその期待に応えるだけでなく、さらなる信頼を築いてまいります。

メルカリ様の取り組みをさらに詳しく知りたい方は、下記からチェックしてみてください。

導入事例|株式会社メルカリ

事例2.守られていることを社員に感じさせないオフィス|ラクスル株式会社

出典:ラクスル株式会社

印刷・広告・物流のプラットフォーム運営を手掛けるラクスル株式会社様は、社員のストレスを軽減しつつ高いセキュリティを実現するために、指紋認証システム「SECURE AC」を導入しました。

導入のきっかけオフィス移転に伴い、「ストレスのないセキュリティ」を目指してセキュリティシステムの刷新を検討。煩雑さを避けつつ、高いセキュリティレベルを実現できるとしてセキュアの指紋認証を採用
課題・ICカード認証のコストや管理の煩雑さを解消したい
・ゲストが多いオフィスでも、不正侵入を防ぎたい・セキュリティを意識させず、社員が快適に働ける環境を作りたい
セキュアの管理システム導入の効果【社員のストレス軽減】
・指紋認証によりICカードの煩雑さや紛失リスクが解消・スムーズな認証で朝の出勤時の渋滞も発生せず、社員の満足度も向上
【管理の効率化】
・生体認証により貸し出しや不正利用が不可能に・ゲスト管理が容易になり、オフィスの安全性が向上
【労働意欲向上】
・快適な労働環境が社員のモチベーションアップに寄与

ラクスル様は、「意識しなくても守られている」という理想的なセキュリティ環境を実現し、社員の快適性とパフォーマンス向上を達成されている好事例といえます。

ラクスル様の取り組みの詳細は、下記からご覧ください。

導入事例|ラクスル株式会社

事例3.時間を生み出すセキュリティ|株式会社GA technologies様

出典:GA technologies

株式会社GA technologies様は、成長スピードに対応しながら勤怠管理と入退出管理を一元化することで、社員の業務負担を大幅に軽減しています。

セキュリティの向上と業務効率化を実現し、成長企業ならではの複雑な勤怠管理の課題を大きく改善しました。

導入のきっかけオフィス移転に伴い、成長に対応するセキュリティシステムが必要となり、カードキーを用いた入退出管理と勤怠管理を連携する仕組みの導入を決定
課題・成長に伴う社員数の増加と複雑な勤怠管理への対応が必要
・部署異動や組織変更に伴う業務の煩雑化を解消したい
・グループ全体での管理効率を向上させ、ミスや負担を減らしたい
セキュアの管理システム導入の効果【勤怠管理の効率化】
・入退出管理と勤怠管理の連携により、勤怠記録や給与計算の効率が向上
【業務の煩雑化を解消し、ミスや負担を解消】
・作業時間が大幅に短縮したほか、手作業によるミスが減少し、業務がスムーズに
・組織変更や就業規則の変更時も、システム上で簡単に対応可能に

GA technologies様は、セキュアの提供するカスタマイズ可能なシステムを活用し、複雑化する勤怠管理の課題に対応されました。業務効率化により時間を創出し、成長を加速させる基盤を整えています。

GA technologies様の取り組みの詳細は下記をご覧ください。

導入事例|株式会社GA technologies

【補足】入退室管理に関連する法令と認証基準

最後に補足として、入退室管理に関連する法令と認証基準を解説します。入退室管理は、特に情報セキュリティやプライバシー保護に関する法令や認証基準に基づいた運用が必要です。

入退室管理に関連する主な法令と認証基準は、下記のとおりです。

個人情報保護法・入退室の記録には個人情報が含まれるため、情報の保護・管理には特に注意が求められる・アクセス権限の設定や保管方法も安全な措置が必要
労働基準法・労働時間の適正な管理のため、社員の労働日ごとの始業・終業時刻を確認し、記録する必要がある・1日に何時間働いたか、ではなく、労働日ごとに始業・終業時刻を確認し労働時間を確認する
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)・認証取得には、入退室の記録の適切な管理が重要な評価ポイントとなる・取得する企業は、アクセス権限の明確化や入退室の記録の保管が必要。セキュリティポリシーに基づいた入退室管理が求められる
Pマーク(プライバシーマーク)・個人情報の保護が重視される業界では、Pマーク認証取得のためにも入退室管理が必要・特に、データセンターや情報保護エリアへのアクセス管理が求められる・取得には入退室管理が必須

法令や認証基準を遵守した入退室管理を行うことで、施設のセキュリティを強化するだけでなく、法的リスクの低減や顧客からの信頼獲得にもつながります。

まとめ:入退室管理のポイントを押さえてセキュリティ強化と業務効率化を両立しよう

適切な入退室管理は、「誰が・いつ・どこに入退室したか」を正確に把握し、企業のリスク軽減や効率化を推進するだけでなく、社員や施設利用者の安心・安全も守ります

適切な入退室管理を実施するためには、自社の目的や規模、設置環境に最適なシステムを選ぶことが重要です。顔認証やカード認証など、各システムの特性を比較しながら、柔軟に対応できるソリューションを検討しましょう。

当サイトでは、「入退室管理システムの導入に必要なノウハウ」をまとめた資料を無料で配布しています。セキュリティと効率を両立したい企業担当者の方は、下記のバナーをクリックのうえ、お気軽に資料をダウンロードしてご覧ください。

その他、入退室管理システム全般についての疑問やご相談など、どのような小さなことでもお気軽にお問い合わせください。

下記のバナーから、24時間いつでも受け付けており、お問い合わせをいただいてから翌営業日以内(土日祝年末を除く)には担当よりご連絡いたします。

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