建築業の勤怠管理の課題4つ!管理方法の違いやメリット・デメリットも解説

建築業界は現場に直行直帰することもあり、日報やタイムカードで勤怠管理することも少なくありません。そのため、従業員の勤怠状況を把握するのが難しい状況にあります。
しかし勤務形態の多様化や2024年の法改正などにより、これまでよりも従業員の勤怠状況を管理することが求められています。
今回は建築業界で勤怠管理を効率化して、労働時間を正確に把握したいときに知っておきたい、以下の内容を解説します。
- 建築業界における勤怠管理の課題
- 勤怠管理する3つの方法のメリットやデメリットを比較
- 建築業界で顔認証での勤怠管理が効果的な理由
建築業界で勤怠管理の効率化を進めていく際に、本記事をお役立てください。
なお従業員の勤怠管理とあわせて、顔認証で入退室も管理できるクラウドサービスを導入するのがおすすめです。業者などの入退出管理もできるため、セキュリティ対策にも活用できます。
カード認証、指紋認証、顔認証などを用いた、各種入退管理システムを利用したソリューションサービスもありますのでご興味がある方は以下もご覧ください。
建築業界における勤怠管理の課題4つ

建築業界では新36協定に対応するために、今後従業員の労働時間を正確に把握しておかなければいけません。
現状、建築業界が抱えている勤怠管理の課題としては、以下の4つがあげられます。
- 日報で勤怠管理することが多いため、正確な労働時間を把握しづらい
- 紙で管理している場合は、労働時間の集計に時間がかかってしまう
- 勤務形態が多様化しているため、従業員の健康管理がしにくい
- 2024年の法改正に対応するため、労働時間を把握する必要がある
現場作業が多い従業員の労働時間は、日報やタイムカードなど紙で報告することが多いため、集計にも時間がかかってしまいがちです。
建築業界での勤怠管理の課題を1つずつ解説していきます。
【課題1】日報で勤怠管理することが多いため、正確な労働時間を把握しづらい
建築業界は他の業界とくらべて現場仕事が多いため、従業員ごとに勤務場所が分散しやすい傾向にあります。
また日報やタイムカードで勤怠管理をすることが多く、正確な労働時間を把握しにくい問題があります。
現場に直行直帰で出勤する従業員もいることから、現場での勤務状況を把握しづらく、日報の報告忘れや不正打刻、タイムカードの打ち忘れが起きやすい環境といえるでしょう。
【課題2】紙で管理している場合は、労働時間の集計に時間がかかってしまう
日報やタイムカードなど紙で勤怠管理をおこなっている場合は、労働時間の確認や集計作業に時間がかかってしまいがちです。
従業員ごとに労働時間をまとめる際にはExcelなどを使用することもあり、勤務時間の写し間違いや集計ミスなども起きてしまう恐れがあります。
さらに、提出されている日報やタイムカードに間違いがないか確認しなければいけないため、紙での管理は担当者にとって大きな負担がかかってしまう環境といえます。
【課題3】勤務形態が多様化しているため、従業員の健康管理がしにくい
コロナ禍ではクラスター感染を防ぐために、密対策や従業員の健康管理をする必要があります。
しかし建築業界は現場での仕事やオフィス勤務など勤務形態が多様化しているため、健康状態の把握が難しいことが問題として挙げられます。
また、現場への直行直帰が多い場合は、従業員の自己申告で健康管理しなければいけないことも少なくありません。
【課題4】2024年の法改正に対応するため、労働時間を把握する必要がある
2024年の法改正により、建築業界でも従業員の労働時間を把握することが必須となりました。
労働時間の上限が定められた新36協定に対応するためには、労働時間や残業時間を管理して把握し、規定時間を超えないように注意しなければいけません。万が一、規定時間を超えてしまうと労働基準法に違反してしまう恐れがあります。
また厚生労働省が公表している「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」のなかでは、客観的な記録を残して労働時間を把握することを提言しています。
※参考資料:労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン |厚生労働省
法改正では勤怠管理データを3年間保存する義務があるため、オフィスで勤怠管理データを保管する環境を整えることも必要です。
建築業界での勤怠管理する3つの方法を比較!メリット・デメリットは?

建築業界では、日報やタイムカードなどの他にもさまざまな勤怠管理法があります。
主に以下の3つの勤怠管理方法があげられます。
- タイムカード・紙などに記録
- Excelなどに記録
- クラウドサービスを利用して記録
たとえばクラウドサービスでは、遠隔地から勤怠状況を確認できたり、自動で勤務時間を集計したりできるメリットがあります。
それぞれの勤怠管理方法やメリット、デメリットを詳しくみていきましょう。
【方法1】タイムカード・紙などに記録
現場での仕事が多い建築業界では、タイムカードや日報など紙で勤務状況を記録する方法がよく使われています。
タイムカードや日報などを使うメリットとデメリットは、以下のとおりです。
【タイムカード・紙などに記録する方法】
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・費用をかけずに記録できる ・誰でも記入しやすい | ・集計や管理する手間がかかる ・記入漏れや不正打刻などが起きる恐れがあり、正確な労働時間を把握しにくい ・勤怠管理データの保存に場所を取る |
日報やタイムカードでの勤怠管理は、比較的コストをかけずに導入でき、現場やオフィス勤務など勤務形態に限らず、日報やタイムカードを用意しておけば誰でも対応できるメリットがあります。
しかし勤務時間の報告は従業員の自己申告に頼らざるを得ないところがあるため、記入漏れやタイムカードの打ち忘れなどが起きやすく、労働時間を把握しにくいデメリットがあげられます。
また日報やタイムカードなど紙での管理は、労働時間の集計作業に大きな時間がかかってしまいがちです。
2024年に行われた法改正では3年間勤怠管理データを保管しておかなければいけないため、紙のデータの保存場所を確保しておく必要があるでしょう。
【方法2】Excelなどに記録
建築業界では、勤怠をExcelで管理する方法もよく使われています。
従業員には日報やタイムカードで提出してもらい、担当者が労働時間の管理や集計の際にExcelを利用している方も多いのではないでしょうか。
Excelで勤怠管理をするメリットとデメリットは、以下があげられます。
【Excelに記録して管理する方法】
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・コストをかけずに管理できる ・勤怠管理データをパソコンなどの端末に保存できる | ・入力や集計など管理する手間がかかる ・記入漏れや報告忘れなどが起きる恐れがあり、正確な労働時間を把握しにくい |
Excelでの管理は、無料のテンプレートなどがインターネット上で配布されているので、コストをかけずに管理できる点が大きなメリットといえます。また勤怠管理データをパソコンに保存しておけるため、データの保存場所を考える必要もありません。
ただし、日報やタイムカードをデータにおこすための入力作業や労働時間の集計作業など担当者に手間がかかってしまうデメリットがあります。
労働時間の報告は日報やタイムカードなど紙ベースでおこなっている場合は、報告や打刻忘れ、記入漏れなどが起きてしまう恐れがあるため、正確な労働時間を把握しにくいでしょう。
【方法3】クラウドサービスを利用して記録
日報やタイムカードで労働時間を報告するのではなく、クラウド型のサービスを利用して勤怠管理する方法もあります。
クラウド型は、従業員の労働時間を正確に把握したいときに役立つサービスです。以下のメリットやデメリットがあげられます。
【クラウドサービスを利用して記録する方法】
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・アプリからスマホやタブレットで打刻できるサービスを選ぶと、直行直帰などにも対応できる ・労働状況を見える化できるため、工数管理もしやすくなる ・自動で集計データをまとめてくれるため、管理の手間がかからない | ・導入コストがかかる |
クラウド型のサービスの大きなメリットは、自動で集計データをまとめてくれることです。勤怠データの管理の手間がかからないため、これまで集計にかかっていた時間を別の業務に充てることができます。
また勤怠データをオンライン上で管理することで従業員の労働状況を見える化でき、これまでよりも工数管理がしやすくなるでしょう。
ただし、クラウド型のサービスは初期費用や月額利用料など導入にコストがかかる点がデメリットといえます。
また、サービスによって機能が大きく変わるため、導入を検討するときは自社に最適なものを選びましょう。
たとえば、アプリを利用してスマホやタブレットで打刻できるサービスを選ぶと、直行直帰などにも対応できます。
打刻漏れや記入漏れを防ぐサービスを探している場合は、顔認証で入退室管理ができるサービスを選ぶのがおすすめです。
顔認証で入退室や勤怠管理ができるクラウドサービス「SECURE AI Office Base」であれば、顔認証で入退室の管理ができるので従業員に打刻してもらう必要もなく、体温から健康管理もできます。
▼AI Office Baseの詳細はこちらをチェック
次の項目では、建築業界で顔認証での勤怠管理が効果的な理由を解説していきましょう。
建築業界で顔認証での勤怠管理が効果的な4つの理由

日報やタイムカードなどでは正確な労働時間を把握することが難しいため、2024年の法改正に向けて客観的に労働時間を把握できるシステムやサービスを導入するのがよいでしょう。
なかでも顔認証で入退室や勤怠管理ができるクラウドサービスを活用すれば、タイムカードの打刻や日報報告がいらず、従業員に労働時間を自己申告してもらう必要がなくなります。
その他にも、顔認証での勤怠管理には以下のようなメリットがあります。
- カメラを使って入退室データから勤怠管理ができる
- ワンタイムパスにより業者の入退室管理が不要となる
- 従業員の勤務状況を見える化できる
- カメラで従業員の健康状態を把握できる
建設現場は業者の出入りが激しく、人の入れ替わりも多いため、これまで入退出の管理が難しい状況でしたが、顔認証を使ってワンタイムパスを発行できるので業者の出入りを管理する必要がなくなります。
それでは、建築業界での勤怠管理で顔認証が有効な理由を説明していきましょう。
【理由1】カメラを使って入退室データから勤怠管理ができる
顔認証を使うと入退室データをクラウド上で管理できるため、従業員にタームカードを打刻してもらう必要がなくなります。
これまで自己申告で労働時間を報告してもらっていた場合は、客観的に労働時間を把握できるうえに不正打刻や打刻忘れ、入力ミスなどの心配もなく、労働時間を正確に把握できるでしょう。
たとえば顔認証で入退出管理ができるクラウドサービスの「SECURE AI Office Base」では、以下のように入退出のログから従業員の勤怠状況の傾向がわかります。

顔認証を使えば、従業員の報告や打刻などの手間をかけずに勤怠管理ができるため、新36協定への対応も可能です。
【理由2】ワンタイムパスにより業者の入退室管理が不要となる
建設現場は多数の業者が出入りし、人の入れ替わりも多いため、入退室するユーザーの管理がこれまで困難でした。
しかしその日限りのワンタイムパスをかんたんに発行できる機能があれば、業者の入退室も管理できます。
たとえば顔認証でユーザー管理ができるクラウドサービスの「SECURE AI Office Base」では、顔写真を使ってワンタイムパスを発行できる機能があります。
管理不要でワンタイムパスで入退室管理ができるため、セキュリティ面も安心です。
【理由3】従業員の勤務状況を見える化できる
顔認証を活用すると勤怠データを元に、勤怠の傾向や変化もグラフなどで可視化してわかるようになります。
従業員ごとの行動も把握できるため、勤怠データから従業員の業務効率化をしたい際にも有効です。
顔認証でユーザー管理ができるクラウドサービスの「SECURE AI Office Base」では、以下のように稼働状況なども可視化できるようになります。

さらにオフィス内の混雑状況を見える化できるため、混雑を避けて働くことが可能です。
【理由4】カメラで従業員の健康状態を把握できる
コロナ禍では、現場やオフィス内でのクラスター発生を防ぎながら、従業員の健康管理をおこなうことも大切です。
たとえば顔認証の他に、カメラで測温やマスクの着用チェックができる機能がついていると体調が悪い従業員を自動で検出して入室を制限することも可能です。

顔認証でユーザー管理ができるクラウドサービスの「SECURE AI Office Base」は、顔認証を使用して非接触で入退室するため、入退出時の感染リスクも下げられます。
まとめ:建築業界の勤怠管理は効率化できるサービスを活用しよう

建築業界では、現場への直行直帰があることから日報やタイムカードなど自己申告で労働時間を把握していることが多いものの、これからは従業員の労働時間を正確に管理しておかなければいけません。
Excelなどで労働時間を集計することも可能ですが、勤怠管理の効率化を目指すためにはクラウド型のサービスを活用するのがおすすめです。
なかでも、顔認証で入退室管理ができるクラウドサービスであれば従業員にタイムカードを打刻してもらったり、日報で報告してもらったりする必要がありません。
また業者などの入室管理もワンタイムパスでおこなうことができるので、セキュリティ対策にも活用できます。
以下から製品の詳細を是非ご覧ください。

セキュリティマーケター
和田 麗奈
保有資格:防犯設備士(優良)
株式会社セキュアに入社後4年間、セキュリティソリューション営業に従事。多岐にわたる業界・業種の課題解決に貢献する。
現在はマーケティングチームに所属し、現場での経験を活かしながら活動中。