1. HOME
  2. ブログ
  3. クラウド監視カメラのメリットや選び方とは?

クラウド監視カメラのメリットや選び方とは?

「クラウド監視カメラを導入するメリットを知りたい」
「監視カメラは何を基準に選べば良いの?」
「どの監視カメラを選べば良いのかわからない」

店舗やオフィス内の防犯目的として利用するために監視カメラを導入したいけど、導入の手間や費用面が心配な方も多いのではないでしょうか?

クラウド監視カメラなら、ネットワークに接続するためいつどこにいてもカメラの映像を確認できます。

とはいえ、一般的な監視カメラと何が違うのか、どのような基準で選べば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

  • クラウド監視カメラの概要
  • 導入するメリットやデメリット
  • カメラを選ぶ5つのポイント

についてまとめて解説します。

記事後半では、おすすめのクラウド監視カメラも4つ紹介しているので、悩んでいる方はぜひご一読ください。

なお、監視カメラの必要性や導入の流れを知りたい方は、以下から資料をダウンロードの上ご一読ください。

クラウド監視カメラとは?

クラウド監視カメラとは、防犯や情報漏洩を防止する目的で設置された防犯カメラや監視カメラの映像を、クラウド上に録画したり保存したりするサービスです。

カメラが常にインターネット上で監視されているため、24時間どこにいてもリアルタイムで撮影された映像が確認可能です。

また、通信環境さえ整っていれば、(パソコンだけでなく)スマホやタブレットからも利用できます。

加えて、映像の拡大機能や画像解析もできるなど、より高機能な製品も販売されています。

映像を保存する専用の機器を用意する必要がないので、設置の工事費用がかからない製品も多いです。

そのため、個人・法人問わず従来の監視カメラよりも導入がかんたんかつ利用しやすくなっています。

クラウド監視カメラを利用する3つのメリット

従来の監視カメラを使っても防犯効果はあります。しかし、新型コロナウィルスの影響もあり、近年ではクラウド監視カメラの人気が高まっています。

そこで、クラウド監視カメラを利用するメリットを3つ紹介します。

  1. 複数店舗の状況をどこでも監視できる
  2. 録画機器が不要のためコストが抑えられる
  3. データを消失するリスクがないので防犯にも最適

それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。

【メリット1】複数店舗の状況をどこでも監視できる

従来の監視カメラの場合、録画映像を確認するためには、わざわざ撮影している場所まで足を運ばなければなりませんでした。

そのため、企業が地理的に距離が離れている支店や工場など複数の拠点の監視カメラを確認するには、手間や時間がかかっていました。

しかし、クラウド監視カメラがあれば、複数拠点の状況をリアルタイムで24時間監視できます。距離が離れていた場合でもパソコン1つで確認できる点は、クラウド型ならではの魅力です。

また、パソコンのみならず、スマホ・タブレットなどからどこでも確認ができます。

さらに、支店や工場など複数の拠点の様子を確認できるので、時間効率も高くなります。

【メリット2】録画機器が不要のためコストが抑えられる

従来の監視カメラでは、カメラ本体だけでなく、映像を伝送するケーブル・録画機器・監視場所に設置するモニターなど多くのものが必要でした。

さらに監視カメラの台数を増やす場合や録画データの容量を拡張しなければならないケースもあるでしょう。

録画機器を取り付けるのにも工事が必要なため、手間や費用が多くかかります。

しかし、クラウド監視カメラを設置する場合は、カメラ本体の費用とクラウドサービスの月額料金しかかかりません。

メンテナンス費用は不要で、初期費用も多くかからないので、防犯対策として予算をあまり割きたくないケースでも利用しやすいといえます。

【メリット3】データを消失するリスクがないので防犯にも最適

一般的な監視カメラでは撮影データの保存にハードディスクを使用しています。ハードディスクが故障したり盗まれたりすると、監視カメラが利用できなくなる点に注意しなければなりません。

また地震や停電により急に電源が落ちると、サーバー内に保存した撮影データも破損する可能性があるため、対策を強いられます。

一方のクラウド監視カメラであれば、このような心配はありません。

撮影された映像はリアルタイムでサーバーへ送信されるため、災害が発生した場合はもちろん、何者かにカメラを壊されても直前までのデータは残っています。

さらに誤ってデータを消したとしてもサーバー内に映像が残っているので、復旧が可能です。

クラウド型の場合、設置するのはカメラ本体のみなので、カメラ以外の精密な機械が盗まれる心配もほとんどありません。

クラウド監視カメラを利用するデメリット

クラウド監視カメラは一般的な製品よりも利便性は高いといえます。ですが、以下のようなデメリットもあるので、導入検討する際は注意が必要です。

  1. インターネット回線を利用するため通信環境に左右される
  2. クラウドサーバーの利用に月額費用がかかる
  3. 情報漏洩に注意しなければならない

導入した後にスムーズに利用するために、必ずデメリットも把握しておきましょう。

【デメリット1】インターネット回線を利用するため通信環境に左右される

クラウド監視カメラは、インターネット回線を利用して撮影した映像をクラウド上に保存する仕組みです。

したがって、災害などでインターネット接続に障害があると「映像が録画できない」「監視カメラの内容を確認できない」などのリスクがあるので注意が必要です。

また、障害が発生していなくても「通信状況が安定していない」「速度が遅い」などの問題があれば、録画が中断するかもしれません。

ただし、回線が不安定になると、自動で別回線やSDカードでの保存に切り替え可能な機能を搭載した製品もあります。

そのため、通信環境が安定しない場合の対策も踏まえて、製品を選びましょう。

【デメリット2】クラウドサーバーの利用に月額費用がかかる

クラウド監視カメラを利用した場合、数千円ほどの費用が毎月かかります。

特に以下のようなケースでは、カメラの設置台数が増えるため、コストが高くなりかねません。

  • 支店や工場が多い
  • カメラを設置しなければならない箇所が多くある

また、カメラの台数だけでなく、撮影した際のデータ量や映像の保存期間などで費用が変わります。

したがって、単純な費用だけで比較するのではなく、設置するカメラの台数やデータ量なども踏まえて監視カメラを選ばなければなりません。

とはいえ、クラウド型ではない監視カメラと比べれば、カメラを設置する工事費用や機器の購入費用などを抑えられます。

したがって、導入費用を抑えたいのであれば、クラウド型の利用をおすすめします。

【デメリット3】情報漏洩に注意しなければならない

クラウド監視カメラは常にインターネット回線に接続して利用するため、セキュリティ対策が十分できていなければ、マルウェアの感染や不正アクセスの脅威にさらされます。

監視カメラに映っている個人の映像データは個人情報に該当するため、情報漏洩すると企業のイメージダウンにつながりかねません。

実際、防犯カメラのパスワードを初期設定から変更していなかったために、映像がインターネット上に流出した事件もあります。

そのため、サービスを利用する側もセキュリティ対策を行わなければなりません。

クラウド監視カメラを選ぶ5つのポイント

クラウド監視カメラはさまざまな会社が販売していますが、どのように製品を選べば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。

そこで、クラウド監視カメラを選ぶポイントを5つ紹介します。

  1. 視野角や画像解析の精度は良いか
  2. 機能面は充実しているか
  3. 屋外/屋内のどちらに設置できるか
  4. サポート体制は整っているか
  5. セキュリティ対策が万全か

それぞれのポイントを把握しておけば、監視カメラを選ぶ際に失敗するリスクを減らせます。

【ポイント1】視野角や画像解析の精度は良いか

クラウド監視カメラを選ぶ際、幅広い範囲の状況を確認したいのであれば、360度の範囲をカバーできる製品を選びましょう。

店舗やオフィスなどで広い場所を撮影する場合、視野角が狭い製品を選ぶと、カメラを揃えるのに多くのコストがかかります。

視野角が広いカメラを導入すれば、広範囲の状況を監視できるのはもちろん、カメラの設置台数も抑えられるのでおすすめです

加えて、画像解析の精度も確認しましょう。近年の監視カメラはリアルタイムで画像解析を行うため、以下のような情報もわかります。

  • 怪しい動きを見せる人間がわかるので犯罪を未然に防げる
  • 該当する危険人物が訪問したら知らせてくれる
  • 店舗内の混雑状況を把握する

しかし精度が低いと、上記の効果が落ちてしまいます。不正防止や利便性に大きく影響するため、確認しておくことをおすすめします。

【ポイント2】機能面は充実しているか

クラウド監視カメラには、録画サービスだけでなく、以下のような機能がある製品もあります。

  • 高画質な映像
  • 映像のシェア
  • スマホやパソコンからの閲覧
  • 1つの画面で複数のカメラを管理

監視カメラの映像がきれいでなければ、店内やオフィスの詳細は状況がわかりません。

しかし、高画質でなめらかな映像が見れる製品であれば、顧客や従業員の表情までクリアにわかります。

また、スマホやパソコンから閲覧や一括で複数のカメラを管理できれば、どこにいても効率的にオフィスや店舗内の状況を確認できます。

【ポイント3】屋外/屋内のどちらに設置できるか

監視カメラは屋内用と屋外用があり、それぞれ選ぶポイントが異なります。

屋内用監視カメラのポイント・デザインが目立たない
・遠隔操作できる
屋外用監視カメラのポイント・雨や風に耐えられる
・電源が必要か

したがって、まずは屋内と屋外のどちらで利用するのかを考えましょう。

屋内用のクラウド監視カメラは、店舗内や家庭内で利用するケースが多くなります。店舗で利用する場合、不正者に気づかれないだけでなく一般客にストレスを与えないデザインのものを選ぶのが無難です。

屋外に監視カメラを設置する場合、雨や風への耐久性があるかが重要です。そのため、防塵や防水機能がついているカメラを選ぶべきです。

特にIP66と記載されている監視カメラであれば、強風や豪雨にも耐えられる可能性が高いため、故障のリスクは低くなります。

加えて、屋外に設置する場合、電源の必要性も確認すべきです。電源が必要な製品は、有線で接続します。

他にも、バッテリー駆動式やソーラー発電など、電源を必要としないタイプの製品もあります。

【ポイント4】サポート体制は整っているか

クラウド監視カメラを初めて導入する際、サポート体制が整っていなければ、監視や防犯体制にも影響が出ます。

たとえば、監視カメラの調子が悪くなったときでも、スムーズに対応してくれる環境があるのかは重要です。

  • チャットや電話でのサポートにも対応している
  • サポート担当者が遠隔操作で原因を特定できる
  • 誤ってデータを消失・破損させた際に復旧が可能か

特に担当者が監視カメラに詳しくない場合やカメラの数が多すぎて、故障に気づくのが遅れ、映像が残っていないケースも想定されます。

そこで、カメラの動作状況を逐一監視し、問題があればメールやプッシュ通知で知らせてくれる機能がある製品であれば安心して利用可能です。

24時間監視カメラによる録画が止まらないように、自社の従業員が安心して利用できる製品を選びましょう。

【ポイント5】セキュリティ対策が万全か

監視カメラに映る映像には顧客の個人情報も含まれるため、セキュリティ対策が万全な製品を選ぶ必要があります。

たとえば以下のようなセキュリティ対策がある製品を選べば安心です。

  • 録画データや通信の暗号化
  • カメラへのアクセス遮断
  • VPN内での送受信

録画データや通信を暗号化している場合、万が一クラウドから情報を盗まれても、データを再生できません。

さらにVPN内では、一般的なインターネット回線よりもさまざまなセキュリティ対策がされているため、情報漏洩リスクを抑えられます

まとめ:目的に合った監視カメラを選ぼう!

クラウド監視カメラはネットワークに接続するので、いつでもどこでもリアルタイムおよび録画映像を確認できるようになります。

店舗やオフィスの防犯目的はもちろん、社員の行動確認やマーケティングにも利用でき、導入費用も割安です。

とはいえ、クラウド監視カメラは多くのメーカーが販売しており、その種類も豊富です。そのため、何の目的で、どのような機能が必要なのかよく検討した上で選ぶのをおすすめします。

なお、監視カメラシステムがなぜ必要なのか、どのような手順で導入すれば良いのか興味がある方は、以下の資料を無料ダウンロードの上ご一読ください。

関連記事