防犯カメラ導入による効果とは?自分に合ったカメラの選び方を解説
「防犯カメラ・監視カメラにはどんなものがある?」
「導入するとどんな効果がある?」
「防犯カメラ・監視カメラはどうやって選べばいい?」
このような疑問を抱えていませんか?
自宅や会社のセキュリティを強化する目的で、カメラの導入を検討している方もいるでしょう。カメラは防犯だけでなく、企業の業務改善にも効果的です。
ただ、防犯カメラはさまざまな製品が販売されており、どんな違いがあるのか・どう選べばいいのかなど、分からないことも多いでしょう。
そこでこの記事では、防犯カメラの選び方について解説していきます。読み進めることで自分に合ったカメラを見つけられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
防犯カメラ・監視カメラとは?
防犯カメラと監視カメラはどちらもよく似ていて、違いが分からない方もいるかと思います。
結論から言うと、防犯カメラと監視カメラに機能的な違いはありません。一般的には、
- 防犯カメラ:犯罪から身を守るためのもの
- 監視カメラ:政府や強い立場の人が他の人の行動を見張るためのもの
というように区別されています。つまり犯罪を防ぐのが防犯カメラ、人の行動を見張るのが監視カメラという認識です。
監視カメラは行動を見張られると受け止められているため、防犯カメラに比べるとネガティブなイメージが強いです。
ただ、実際の使用用途はどちらもほとんど同じで、カメラとしての違いはありません。
防犯カメラ・監視カメラを設置する3つの効果とは?
防犯カメラ・監視カメラが数多くの場所に設置されているのは、以下3つの効果があるためです。
- 犯罪行為を抑止できる
- 犯罪が起きた時に証拠を残せる
- 防犯カメラを活用して業務効率化につながるケースも
順番に見ていきましょう。
【効果1】犯罪行為を抑止できる
防犯カメラ・監視カメラには、犯罪行為を抑止する効果があります。実際に日本でもカメラ設置により、犯罪率が低下したというデータが出ているほどです。
カメラがあることで犯罪を思いとどまらせ、計画的な犯罪を防いでいると考えられています。逆に突発的な犯罪を防ぐ効果は、少々弱いです。
カメラの設置は多ければ多いほど、犯罪抑止効果も高いです。上記の刈谷市のように町や自治体全体でカメラを取り入れることで、さらに犯罪を防げます。
また、企業が導入すればセキュリティが強化され、さらに安全に経営を行えるでしょう。
【効果2】犯罪が起きたときに証拠を残せる
防犯カメラ・監視カメラを設置していても、犯罪が起きてしまうこともあります。その際もカメラを設置していれば、犯行の様子を証拠映像として残せるのです。
カメラの映像を警察に提出すれば、捜査に役立てられます。近年のカメラは精度が上がっており、鮮明な映像が残るようになっています。
顔や体型といった特徴が分かるのは操作において重要で、事件の早期解決につながるでしょう。万が一犯罪が起きてしまった場合も、カメラの映像は証拠として武器になります。
【効果3】防犯カメラを活用して業務効率化につながるケースも
防犯カメラ・監視カメラの活用法は、犯罪抑止や不正監視だけではありません。さまざまな角度から映像を撮影できるので、会社内に設置し業務効率化にもつなげられるのです。
例えば工場の生産ラインに設置すると、遠隔地からでも業務の様子を確認できるため、業務の無駄を見つけて改善に移しやすいです。
また、カメラには顔認証機能がついているものもあり、入退室管理(誰が・いつ・どこに出入りしたか)のような業務管理に活用できます。
監視カメラシステムを提供している株式会社セキュアでは、AI顔認証システムを活用した「入退室管理システム」を導入しています。
勤怠管理や行動管理による情報漏洩の防止ができるほか、無人店舗・無人レジ運営にも活用可能です。
▼オフィスに入退室管理システムを導入できる「AI Office Base」の例
▼無人店舗が導入できる「AI STORE LAB」の例
このように、業務効率化につなげられるケースもあります。
防犯カメラ・監視カメラ導入前に知りたい4つの違いとは?
防犯カメラ・監視カメラは、商品によって以下のような機能の違いがあります。
- 有線・無線の違い
- 屋内・屋外の違い
- タイプ(型)の違い
- オンプレミス・クラウドの違い
カメラの使い勝手や防犯効果にもつながる違いなので、導入前にしっかり認識しておきましょう。それぞれの違いについて、詳しく解説します。
【違い1】有線・無線の違い
カメラによって、有線のものと無線のものがあります。有線・無線の違いを以下の表にまとめました。
有線カメラ | ・カメラから録画機器に直接映像を送る ・映像の質が安定している ・カメラとモニターのタイムラグが少なく、ライブ映像でも遅延が少ない |
無線カメラ | ・アンテナから電波を飛ばし、映像データを送る ・録画機器とカメラ機器の間にケーブルがなく、設置工事が簡単 ・ケーブルがないので、設置スペースがコンパクト |
有線・無線カメラの1番の違いは、映像の質・安定度です。有線カメラはケーブルで録画機器につないでいるため、ライブ映像でも遅延がなく安定しています。
一方無線カメラは、電波で映像を送っているので、映像の質・安定度では劣ります。しかしケーブルがない分工事が楽で、設置スペースもコンパクトです。
また、無線カメラは、電波を通して外出先でも映像を確認できます。
使いやすさを求めるなら無線カメラ、映像の質を重視するなら有線カメラを選ぶのがおすすめです。
【違い2】屋内・屋外の違い
屋内・屋外のカメラは、防水機能と防塵機能があるかが大きな違いです。そのほかのカメラ性能はほぼ同じです。
カメラは精密機器なので、雨風を受けると簡単に壊れてしまいます。そのため、屋外のカメラには、防水・防塵機能が必須です。
また、屋外用のカメラは犯罪防止のため威圧的なデザインにしているものが多く、屋内では見た目が少々使いにくいです。
屋内に設置するカメラは、基本的に雨風に晒されることがありません。ただ、湿気の多い場所や砂埃が飛ぶ駐車場なら、屋外用のカメラを選ぶのもひとつの手です。
【違い3】タイプ(型)の違い
カメラのタイプ(型)には、3つの種類があります。それぞれの特徴を、以下の表にまとめました。
小型タイプ | ・四角い箱型 ・耐久性や防水性が高く、駐車場やエントランスなどの屋外設置が多い |
ドーム型タイプ | ・吊り下げ照明のような形状 ・カメラレンズの向きが把握しにくいという特徴があり、侵入者に対する行動の抑止効果が期待できる |
360度タイプ | ・魚眼レンズを組み込んだタイプと、首を振って360度見渡すタイプの2種類がある ・設置場所全体を録画できる |
カメラのタイプによって、撮影できる範囲が異なります。自分がカメラを設置する目的に合わせて、適したタイプのカメラを選びましょう。
【違い4】オンプレミス・クラウドの違い
カメラの録画機能には「オンプレミス」と「クラウド」の2種類があります。
オンプレミスの防犯カメラは、録画するためのハードディスクやモニター、監視用端末が一式になったものを自前で揃える必要があります。
一方クラウドは、設備や機材が必要ない防犯カメラで、映像の録画や保存、視聴がインターネットから可能です。
そのほかの違いを、以下の表にまとめました。
オンプレミス | クラウド | |
ランニングコスト | 初期費用に含まれる | サービスによってはサーバー維持費が必要 |
映像の安定性 | 安定 | インターネット環境によっては不安定 |
セキュリティ | 自社のネットワーク内に構築可能 | 暗号化された通信で安全性が高い |
ランニングコストや映像の安定性などで、それぞれメリット・デメリットがあります。自分がカメラに何を重視するかを把握し、オンプレミス・クラウドのどちらがいいかを判断しましょう。
防犯カメラ・監視カメラの導入で効果のあった5つの企業事例
防犯カメラ・監視カメラは多くの企業が導入しており、さまざまな効果をあげています。ここからは、セキュアのカメラ(SECURE VS)の導入で効果のあった、5つの企業事例を紹介します。
- 飲食店:ぼてぢゅうグループさま
- 販売店舗:株式会社アダストリアさま
- 商店街:綱島商店街協同組合さま
- 商業施設:大宮ラクーンさま
- マッサージ・整体院:株式会社東邦さま
それぞれ詳しく解説するので、防犯カメラ・監視カメラ導入時の参考にしてみてください。
【事例1】飲食店:ぼてぢゅうグループさま
飲食店のぼてぢゅうグループさまは、働き方改革を目指して「店舗の見える化」を推進していました。
カメラ導入前のぼてぢゅうクループさまの課題は、店舗内・キッチン状況の見える化です。人手が足りない店舗へのサポートも行うため、移動時間の短縮や店舗内の状況を把握したかったためです。
店舗内・キッチン状況の見える化を進めるために、ぼてぢゅうさまではクラウド型カメラを4台導入。レジ上、店内、キッチンに設置することで、店舗内の状況を把握できるようになりました。
また、カメラ映像は、スマートフォンからも確認可能。すぐに社内SNSを通じて現場とやりとりできるようになり「店舗の見える化」による働き方改革の推進につながりました。
【事例2】販売店舗:株式会社アダストリアさま
株式会社アダストリアさまは、自社の300以上の店舗に防犯カメラを設置されました。カメラ導入の目的は、レジでのトラブルや防犯対策、災害発生時の安全確認です。
「コスト・使いやすさ・カメラの死活管理」を重視した結果、セキュアのカメラを導入していただけました。
アダストリアの村野さまは、セキュアのカメラについて「録画データのダウンロードが簡単、動体検知の機能で、映像も探しやすい。操作自体も簡単で、画面を見れば初めてでも直感的に操作できる」とおっしゃっています。
セキュアのカメラなら、優れた性能を簡単な操作でご使用いただけます。
【事例3】商店街:綱島商店街協同組合さま
綱島駅の綱島商店街協同組合さまにも、セキュアのカメラをご利用いただいています。
綱島商店街協同組合さまは、安心・安全な商店街作りのため、セキュアの防犯カメラを48台導入。
配線は既存のものを使用し、カメラやレコーダーをリプレイスしています。これにより費用を抑えつつ、カメラ映像がより鮮明になりました。
カメラ導入の結果、自転車盗難の減少や警察庁へのカメラ映像提供など、地域の治安向上につながっています。
【事例4】商業施設:大宮ラクーンさま
大宮ラクーンさまには、飲食店やコミュニケーションステーション、クリニックなど30以上のテナントが入居されています。
深夜まで営業している施設なので、セキュリティが非常に重要です。限られた人員でセキュリティを向上させるために、セキュアのカメラを導入いただきました。
監視カメラ60台、顔認証システム、ピープカウントシステムを2ヵ月でインストールまで完了し、利用開始。
以前トラブルがあったお客様は顔認証システムに登録しており、ブラックリストとして活用されています。
導入して2週間で、過去に問題のあったお客様2人に退館いただくほどの効果を発揮しており、施設のセキュリティが格段に向上しています。
【事例5】マッサージ・整体院:株式会社東邦さま
マッサージ・整体院を経営されている株式会社東邦さまは、深夜営業による治安に不安を感じていました。
安全のために防犯カメラを検討され、初期費用を抑えて利用できるセキュアのクラウド型の防犯カメラシステムを導入いただいています。
クラウド型のカメラは本体以外に必要な設備がないので、初期投資額やランニングコストを減らして利用できます。
代表取締役である伊藤さまからは「カメラを設置したことで、研修中のスタッフの接客状況を確認し、当日中にアドバイスすることができるようになりました」というお言葉をいただいています。
店舗ごとのセキュリティを高められたことで「お客様が安心して過ごすことができる環境が整ったことが一番良かった」とも感じておられます。
防犯カメラ・監視カメラの6つの選び方
防犯カメラ・監視カメラは多くの種類がありますが、以下の方法で選ぶと自分に合うものを見つけやすいです。
- カメラを設置する目的
→店舗の防犯や高齢者の見守りなど、目的によって必要な機能は変わる(証拠機能、ワイヤレスなど) - カメラの価格・設置費用はいくらか
→数万円〜数十万円が一般的。設置を業者に依頼すれば工事費用も必要 - 録画した映像を解析できるか
→防犯用なら万が一の際に犯人の顔を確認できて早期解決につながる - 映像で見られる範囲はどれくらいか
→360度確認できれば、防犯・監視効果が高まる - サポート体制はどんなものか
→設置や故障時のサポートなど。スムーズに活用できないと効果も落ちる - 録画データの保存方法
→記録媒体かクラウドか。クラウドは外出先でも映像を確認可能
利用目的や求める機能によって、適したカメラは異なります。上記の点からカメラを比較し、自分に合うものを選びましょう。
防犯カメラ・監視カメラの導入相談なら、セキュアにお任せ!
防犯カメラ・監視カメラの導入を検討しているなら、セキュアにご相談ください。
セキュアでは豊富な種類のカメラを取り揃えており、お客様のニーズに合った最低なプランを提案可能です。
コストを抑えつつ精度の高いカメラを導入できるので、防犯・業務改善のどちらの面でも高い効果が期待できます。
メルカリさまやスマートニュースさまなどにもご利用いただいており、高い評価をいただいています。
お客様にご満足いただける防犯カメラ・監視カメラを提供できますので、導入を検討している場合はぜひご相談ください。
まとめ:防犯カメラ・監視カメラの導入はセキュアにご相談ください
最後にここまでの内容をまとめます。
- 防犯カメラ・監視カメラは使用方法に違いはない
- 防犯対策だけでなく、企業の業務効率化に使われることもある
- カメラによってケーブルの有無や使用場所など、機能は異なる
どのカメラが適しているかは、自分の使用目的によって変わります。カメラの機能や性能を比較し、自分に合うカメラを見つけてみてください。
セキュアで提供しているSECURE VS(監視カメラシステム)なら、費用を抑えつつお客様のニーズに適した利用プランを提案可能です。
防犯カメラ・監視カメラの利用を検討している方は、ぜひ1度セキュアにご相談ください。