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フィットネスジムでクラスターを出さないためのコロナ対策とは?

2020年1月ごろからコロナが流行し始めてから、スポーツジムでのクラスター発生の報道を受けて、ガイドラインが策定されたり休業要請が出たりと、フィットネス業界にとって厳しい状況が続いています。実際にクラスターが発生してしまうと、消毒作業のために休館したり、濃厚接触者の特定をする必要があったりと様々な対応が必要となります。

今回は、クラスターが発生したいための対策からコロナ感染者が発生してしまった場合の対応、そしてフィットネスジムにおけるコロナ対策に最適なシステムをご紹介いたします。

【フィットネスジムのコロナ対策ガイドライン】

■FIAについて

FIAとは、「Fitness Industry Association of Japan」の略で、一般社団法人 日本フィットネス産業協会を指します。「フィットネス産業の健全な発展に寄与する情報提供、クラブ経営のレベルアップに必要な検定試験の実施、教育機会の提供、その他様々な事業活動を行うことを通して、フィットネス産業の普及を促進させ、消費者の皆様が安心して通える快適なクラブづくりに貢献」する組織です。

出典:https://www.fia.or.jp/whats_fia/company/

■ガイドライン

●ガイドライン改定にあたっての前提

フィットネス関連施設は、運動の場を提供することを目的としているため、日常生活の活動よりも呼吸が活発になり、激しくなる場合があります。このことから、状況に応じた対策が求められ、施設提供にあたり環境とルールの整備に努める必要があります。

●ガイドラインポイント

〇運動時のマスク着用や消毒、会話の制限など、利用者に対して感染拡大防止を徹底。

〇フロント、ロッカー、トレーニングジム、休憩スペースなど、施設内のエリアごとに徹底したルールの策定。

〇スタッフや従業員の体調管理。

詳細は下記リンクからガイドラインをご確認ください。


出典:「FIA フィットネス関連施設における 新型コロナウイルス感染拡大対応ガイドライン 」https://www.fia.or.jp/wp-content/uploads/2020/11/fia_guide_04.pdf

【フィットネスジム内でのコロナ感染予防対策】

■ソーシャルディスタンスの徹底

人との距離を十分に保つことで、密集を解消し、濃厚接触を避けるためにもソーシャルディスタンスを確保する必要があります。

ガイドラインでは、特に更衣室やロッカー、サウナでのソーシャルディスタンスの確保が求められています。また、レッスン前のスタジオ入口で順番待ちの密集が生じないよう、十分なソーシャルディスタンス(できるだけ2メートル)を確保するために、床にシールを貼るなどの工夫が推奨されています。

■消毒・抗菌

利用者、スタッフ共に手・指のアルコール消毒の徹底が求められます。また。他者と共有する物品やドアノブなど、手を触れる場所への消毒も必要となります。

特に、マシンのグリップやストレッチマット、テーブルや椅子の背もたれ、電気のスイッチや手すり、ロッカーの扉などはよく接触する場所だと考えられるので、高頻度での消毒を心がけましょう。

■換気

トレーニングエリアが密閉された空間となることを防止するためにも、十分な換気が必要となります。1時間当たりの空気の入れ替え回数の目安は3回以上とされています。また、可能な場合は換気設備は常に作動させておくことが求められています。

■健康管理

感染症罹患者が入館してしまうリスクを対策するのに、検温は最も重要な水際対策となります。37.5°以上で入館を断る対策をとっているケースがほとんどですが、体温には個人差があることから、個々人にあった体温で対応できる必要があります。

また、利用者のみでなくスタッフやトレーナーの執務前後の体温チェックの徹底が必要となります。また最低限出社時に体温をチェックし、台帳を作成しての管理徹底が求められます。

■マスク着用の徹底

マスクは飛沫の拡散を予防するのに有効です。フィットネスジムに関しても、入館にあたり利用者にマスクやネックゲイターの着用を徹底しており、着用していない場合には入館不可としているところがほとんどです。

また、更衣室・ロッカールーム(脱衣・着衣の場面)、スパ・サウナ・ミストサウナ、浴槽、プールなどマスク着用が難しい場所では、会話の禁止や確実に2メートル以上距離をとることがガイドラインで定められています。

 【コロナ感染者が発生してしまった場合の対策】

上記の対策を徹底していても、コロナ陽性者が出てしまうことも考えられます。万が一、利用者にコロナ陽性者が発生してしまった時の対応を事前に確認しておくことが重要です。

■保健所への通知

陽性者が出た場合には、速やかに保健所へ通知する必要があります。その際には、滞在者情報の抽出や感染者の入退館の前後1時間の間に在館していた、利用者の抽出等の情報開示が求められることもあります。

■濃厚接触者への連絡

保健所への通知後、濃厚接触者への連絡が必要になります。濃厚接触者を特定するためにも、入退館履歴やレッスンの出席履歴などきちんと管理しておくことが必要になります。

また、スタッフに陽性者が発生した場合には、2週間出社を禁止することが求められるので、出社しなくてもオペレーションが回る体制を整えることも重要となります。

【フィットネスジム運営を安心・安全に行うためのSECURE AI Office Base】

上記で紹介した対策を全て人の手で行おうとすると大変な負担となるため、システムとうまく組み合わせて運用していく必要があります。また、スタッフが行っている業務を一部システムに置き換えることで、利用者との接触をおさえられるため、感染症対策にもつなげられます。

ここでは、安全にフィットネスジムを運用するために必要な機能を備えた『AI Office Base』をご紹介します。

■感染症予防対策としての機能 

1.マスク検知

マスクをしていない人が認証した場合には、音声でマスク着用のアナウンスが流れます。また扉連動の設定をすることで、マスクをしていない場合には扉を開けないように設定できるので、徹底した対策も可能です。

2.入室と同時に体温管理

入退室の度に体温を測るので、利用者の体調変化を見逃さずにキャッチでき、迅速な対応が可能となります。

またユーザーごとに体温を管理しているので、急な体温上昇など健康状態の分析表示も可能です。

■万が一感染者 が発生してしまった時の機能

1.在室管理ログ

入退室ログからリアルタイムで誰が室内にいるのか確認することができます。またマップ機能で、エリアごとの在籍状況も一目で確認できます。

2.濃厚接触者の特定

『SECURE AI Office Base』の「濃厚接触者追跡機能」を使用すれば、感染者と接触した可能性のある利用者を簡単に特定することができます。接触した時間が長い順番にリストアップされるので、保健所に提出する情報資料もこれを使えば簡単に作成可能です。

■運営者のメリット

1.遠隔でのユーザー登録

スマホ等で送って頂いた顔写真から、遠隔でユーザーの登録が可能です。今までは対面で行わなければならない業務でしたが、これからはどこからでも登録できるので感染リスクもおさえられます。

2.メール通知

異常検出時に特定の人へメールで通知を出すことができるので、現地に居なくてもフィットネスジム内の様子をキャッチすることができます。

通知を出せる種類は下記3種類があります。

●異常ユーザーアクセス:登録されていない人の認証、入室権限がない扉の認証

●異常体温検出:設定した体温の閾値を超えた温度の検出

●マスクなしの検出:マスク着用の有無

■ユーザーのメリット

1.混雑状況の確認

入退室をカウントし、空間内の混雑状況を自分のスマホから簡単にリアルタイムで確認することができます。現地に行かなくても混雑状況が分かるので、「行ってみたら密だった」なんてことも防ぐことができ、利用者の満足度向上にもつながります。

【まとめ】

今回は、フィットネスジムでの感染症対策についてご紹介しました。

クラスターが発生してしまうと、消毒作業等で休館にしたり濃厚接触者を特定したりと業務に大きな影響を及ぼします。

全てを人の手で対策・対応することはスタッフや従業員に大きな負担となるので、システムをうまく利用して、安心して利用してもらえる空間作りをしていく必要があります。

前章でもご紹介した通り『SECURE AI Office Base』であれば、スタッフと利用者との接触を最小限におさえられるため感染症リスクが低く、遠隔地に居ながらでも管理することが可能です。

気になる価格などの詳細は下記よりご確認できます。ショールームでの実機見学も可能なので、まずは以下よりお問合せください。

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