梱包作業をロボットに任せるときの注意点とは?エラー監視の方法2つを紹介
ロボットに梱包作業を任せることで効率的に作業が行えますが、心配なのは「エラーが起きた場合に業務が止まってしまわないか」ではないでしょうか。
この記事ではロボットに梱包作業を依頼する際のエラー監視方法を解説します。作業が止まってしまう事態を防ぐために、ぜひ参考にしてみてください。
結論として、ロボットのエラー監視におすすめの方法は、監視カメラシステムの導入です。セキュアではロボットのエラー監視で録画されたデータにより、課題解決のサポートが可能です。資料を無料でダウンロードできるので、以下のページよりぜひご利用ください。
目次
ロボットに梱包作業を依頼している企業が増えている
ロボットに梱包作業を依頼している企業は、年々増加傾向にあります。従来の梱包作業は人海戦術により行われていたものの、ヒューマンエラーや作業員の安全確保などが課題となっていました。
一連の梱包作業をロボットに任せることで、発送ミスを始めとしたエラーが減少するだけでなく、作業員の安全性も確保できます。実際に大手衣類メーカーの倉庫では、梱包作業の大半をロボットが担っており、生産性が向上したことが証明されています。
今後も、梱包作業をロボットに任せる企業が増えてくるのではないでしょうか。
とはいえ梱包作業をロボットに依頼する際、ロボットを導入しただけで上手く行くとは限りません。続いて、注意点について見ていきましょう。
ロボットに梱包作業をしてもらうときに注意すべきこと2つ
ロボットに梱包作業をしてもらうときに注意すべきことは、以下の2つです。
- 誤出荷によるミスを防ぐ仕組みを取り入れる
- ロボットの転倒・破損をいち早く察知することが重要
順番に見ていきましょう。
【注意点1】誤出荷によるミスを防ぐ仕組みを取り入れる
ロボットが誤出荷してしまう事態を防ぐ仕組みを取り入れましょう。ロボットはプログラムに沿って正確に作業してくれるものの、決してミスがゼロになるわけではありません。
システムエラーなどによるミスがどうしても発生し、誤数や誤発送に繋がってしまいます。そのため、誤出荷が生じてしまう原因を把握した上で、ロボットのエラーを探知できる機能を取り入れましょう。
【注意点2】ロボットの転倒・破損をいち早く察知することが重要
ロボットの転倒および破損をいち早く察知できる仕組みを取り入れることも、検討してみてください。倉庫中を移動するロボットの場合、倉庫内に落ちている異物などが原因で転倒や破損に繋がってしまうことがあります。
また、ロボットアームなどの場合は「エラーのパターン」を分析して改善を図ることも重要です。
ロボットが転倒・破損してしまうと梱包に関する作業が止まり、発送が遅れてしまう恐れがあります。そのため、ロボットが転倒・破損してしまったときに察知できるシステムを取り入れたり、人目による監視を増やしたりしましょう。
また、そもそもロボットが転倒・破損しないための仕組みを整えることも、効果的な対策となります。
ロボットのエラー監視をどうやってすべきか
ロボットのエラー監視を行う方法を2つ紹介します。
- 人手による監視を行う
- カメラを使用したエラー監視システムを導入する
できることから導入してみてください。
【方法1】人手による監視を行う
明日から取り入れられる対策として、人手による監視が挙げられます。人員を増やしてロボットが正常に動いているか定期的にチェックすることで、転倒・破損してしまったときにすぐに対処できます。
ただし、人手による監視は人的コストがかかってしまうため、長期的な対策としてはおすすめできません。また、エラーの発見が遅れて誤出荷につながったり、破損事故により重大な損失につながる可能性もゼロではありません。
人手による監視だとどうしてもヒューマンエラーが起きてしまうため、応急処置的な対策と考えたほうがいいでしょう。
【方法2】カメラを使用したエラー監視システムを導入する
カメラを使用したエラー監視システムを導入すれば、万が一ロボットに異常が発生したときでも、早急に対処できます。導入時にまとまったコストは発生してしまいますが、長期的に見ると人手による監視よりも低く抑えられます。
監視カメラでロボットのエラーを察知できるようにするメリットは、以下の2つです。
- ロボットの作業ミスを見つけられる
- 破損などの証拠映像を保存できる
実際にロボットの作業ミスを見つけられるようになると、梱包関連でクレームが発生したときの事実確認が容易になります。
セキュアの監視カメラシステムでは、ロボットの監視映像の録画データにより課題解決のサポートが可能です。映像は遠隔からリアルタイムでモバイルデバイスによるモニタリングが可能で、録画映像の検索と再生も可能です。
セキュアの監視カメラシステムについては、以下のPDFにて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
参考:Case Study:ロボットによる梱包作業のエラー監視
まとめ:梱包作業をロボットに任せるならエラー監視システムの導入は必須
梱包作業をロボットに任せることで発送に至るまでのミスが激減し、生産性が向上します。しかし、梱包作業をロボットに任せたとしてもミスがゼロになるわけでは無いので、過信は禁物です。
ロボットがエラーを起こした場合に備えて、監視カメラなどによるエラー監視システムの導入を検討しましょう。監視システムを導入すれば映像データからエラーを早期に発見でき、作業が滞る心配がなくなります。
また、セキュアの監視カメラであれば監視映像の録画データにより、改善のサポートが可能なため、再発防止に繋げられるでしょう。
導入にあたって初期費用はかかってしまいますが、ミスによるクレームは防げるようになるので、顧客満足度の向上も見込めます。ロボットのエラーをゼロに近づけるために、監視カメラの導入を検討してみてください。