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データセンターで入退室管理する重要性とは?認証方法や費用なども解説!

「入退室管理」はオフィスや商業施設だけでなく、機密性の高い情報を扱うデータセンターにおいても欠かせないセキュリティ対策です。

導入を検討するにあたり、

「データセンターで入退室管理をする具体的な方法って?」
「データセンターで入退室管理をすると何の役に立つの?」

こんなお悩みを抱える人も少なくないのではないでしょうか。

そこで本記事では、

  • データセンターで入退室管理をする理由や方法
  • 入退室管理システムを導入する場合の費用
  • 入退室管理以外でデータセンターのセキュリティを強化する方法

について解説します。

なお、データセンターの入退室管理システム・監視システムは、安定性・信頼性の点からオンプレミス型がおすすめです。「侵入防止対策」や「大規模な監視カメラシステム」を実現したい方は、以下からお問い合わせください!

データセンターで入退室管理をすべき2つの理由

データセンターでは多くの機密情報を扱っているため、さまざまなリスクに備えてセキュリティ対策を強化する必要があります。

なかでも必須なのが「入退室管理」です。データセンターで入退室管理をすべき理由は、主に以下の2つです。

  1. 部外者の侵入を防ぐため
  2. 誰が入室したか確認するため

具体的に見ていきましょう。

【理由1】部外者の侵入を防ぐため

入退室管理をする第一の目的としてあげられるのは「部外者の侵入を防ぐこと」です。

情報漏洩を防ぐためだけではなく、命や財産を守るための基本的な防犯対策としても必要不可欠です。

入口に警備員を配置するなどの方法もありますが、なかには配送業者になりすまして侵入するケースも発生しています。

そのため、特に機密性の高いデータセンターにおいては、部外者が侵入できないようにするための入退室管理の導入をおすすめしています。

【理由2】誰が入退室したか確認するため

2つ目にあげられる理由は「誰が入退室したか」を確認するためです。

入退室の管理をしていれば、トラブルが発生しても「いつ・どこで・誰が入室したか」が確認できるため、記録に基づいた分析・対策ができます。

もし、問題が起きたとしても入退室管理の記録が証拠として使えるため、早期解決につながりやすいです。

また、機密情報の流出などは内部の人間が意図的に、もしくは意図せず外部に漏洩させてしまう可能性もあります。

入退室管理では「どんな目的で入退室したか」も明確にできるため、特に意図的である場合には抑止力にもなります。

データセンターで入退室管理をする方法3つ

データセンターのセキュリティを強化するためにも、入退室管理をするのがおすすめですが、どういった管理方法があるのでしょうか。

具体的には、以下の3つの方法があげられます。

  1. 暗証番号で管理する
  2. カードキーなどの電子錠で管理する
  3. 顔認証などの生体認証で管理する

一つずつ詳しく見ていきましょう。

【方法1】暗証番号で管理する

最も手軽かつ、安価に導入しやすいのが「暗証番号」です。

暗証番号の入力によって解除できる機器をドアに取り付け、入退室の認証をします。

手軽に導入しやすいのがメリットである一方、さまざまなデメリットやリスクもあります。

暗証番号で入室管理するメリット

  • 暗証番号さえ知っていれば誰でも入室できる
  • 他の管理方法と比べて、設置費用が安価な場合が多い

暗証番号で入室管理するデメリット

  • 部外者に番号が知られてしまった場合、不正入室される可能性がある
  • 不正入室されても「いつ・どこで・誰が入室したか」を特定しにくい

暗証番号を共有するだけで誰でも入室できる手軽さはありますが、そのぶん不正入室されるリスクも高くなると言えます。

また、withコロナ時代においては機器に接触することに抵抗がある人も少なくありません。社会的風潮を考慮しても、やや不安要素の残る方法といえるでしょう。

【方法2】カードキーなどの電子錠で管理する

すでに幅広く導入されているのがカードキーなどの「電子錠」です。

社員証が一体型になっているICカードを持っている人も少なくないのではないでしょうか。

こちらもオーソドックスな認証方法ではありますが、やはりメリット・デメリットがあります。

電子錠で管理するメリット

  • すでに使用中の社員証やICカードを活用できるため、コストの削減ができる
  • カードキーなどをかざすだけで解除できるので、入退室がスムーズ
  • ICチップが埋め込まれているため偽造されるリスクが低い

電子錠で管理するデメリット

  • 常に持ち歩く必要があるため、紛失・盗難のリスクがある
  • 貸し借りができてしまうため、部外者が不正入室する可能性がある
  • 社員数が多い場合、カードの再発行や追加発注で運用管理が煩雑になるケースも

一般的に、数十人規模の中小企業であれば電子錠の導入が向いているといわれています。

それ以上の規模になると運用管理が煩雑になりコストがかかるため、他の管理方法を導入すべきかもしれません。

ICカードによる入退室管理のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

参考:入退室管理をICカードで行うメリット・デメリット!認証方法の比較まとめ

【方法3】顔認証などの生体認証で管理する

セキュリティ対策に力を入れている企業に導入されているのが、顔認証などの「生体認証」です。

商業施設の入り口などに設置してあるのを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

非接触のため衛生的に認証でき、AIによる認証精度も高いため、注目を集めている認証方法です。

生体認証で管理するメリット

  • 偽造やなりすましがほぼ不可能なため、部外者による不正入室を防げる
  • 紛失・盗難のリスクがない
  • 機器への接触がないため、両手がふさがっていても認証できる

生体認証で管理するデメリット

  • 髪型やメガネ、マスクといった見た目の変化により認証できない場合がある
  • 顔写真を撮影するため、プライバシー保護に配慮する必要がある

なかでも顔認証システムは、なりすましなどを避けたり、監視システムと連携してセキュリティ対策を強固にできたりする強みを持っています。

もしも堅牢性の高い入退室管理システム・監視システムを構築したい方は、以下からお問い合わせください!

また、ここまで紹介してきた認証方法をもっと詳しく比較検討したい方は、ぜひ以下の記事をご一読ください。

参考:オススメの入退室管理システム10選を徹底比較!

入退室管理システムを導入する場合の費用目安

入退室管理システムを導入する場合、「初期費用」と「月額料金(または年額料金)」がかかります。

初期費用には機器と設置工事の代金が含まれ、月額料金には保守費用や利用料が含まれている場合が多いです。

大まかな費用の目安は、以下のとおりです。

初期費用機器費用暗証番号2〜10万円
電子錠8〜20万円
指紋・静脈認証5~30万円(指紋)
20~60万円(静脈)
虹彩認証40〜70万円
顔認証20〜150万円
設置工事取付件数によって変動
月額料小規模(従業員20〜50名)2万円〜
大規模(従業員100〜300名)5万円〜

上記の表を見てもわかるように、費用はさまざまな要素によって大幅に変動します。

たとえば、

  • 機器を取り付ける扉数
  • 扉の種類(木製・鉄製、加工の有無など)
  • 入室・退室のどちらを管理するか(またはどちらも管理)
  • 電源から機器までの配線距離
  • 管理するフロア数

などの要素が影響するため、具体的な金額を知りたい方は見積もり請求するのをおすすめします。

さらに詳しい価格や項目を知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

参考:入退室管理システムの価格は何で決まるのか?価格に関わる項目を徹底解説!

入退室管理以外でデータセンターのセキュリティを強化する方法

ここまで入退室管理でセキュリティを強化する方法を解説してきましたが、ここからは入退室管理以外の方法をご紹介します。

  1. 物理的なセキュリティ対策をする
  2. 仮想的なセキュリティ対策をする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【方法1】物理的なセキュリティ対策をする

「物理的なセキュリティ」とは、施設や設備、機材そのものにセキュリティ対策をすることを指します。

そもそもデータセンターは、大都市から離れた遠隔地に建設されたり、窓のない造りで統一されたりするなど、セキュリティ対策は徹底されています。

とはいえ、絶対に部外者が攻撃してこないとは言い切れません。

そのため、仮に侵入されてしまった場合でも機器やデータを守れるよう、物理的なセキュリティ対策をしておくことが大切です。

たとえば、

  • データセンター全体の警備を強化する(監視カメラの設置や警備員の配置など)
  • データセンターに設置している機材それぞれに鍵やロックをかける
  • データセンターに関わる社員や管理者の情報リテラシーをあげる

などが該当します。

このような物理的セキュリティがあると安心ですが、さらに対策を強化するには入退室管理との併用がおすすめです。

物理的セキュリティは侵入後にも有効的な対策であり、入退室管理は侵入を防ぐのに優れた対策です。

両者を併用することで外側からも内側からも対策できるので、さらなるセキュリティの強化を実現できます。

【方法2】仮想的なセキュリティ対策をする

「仮想的なセキュリティ」とは、システムやデータ、ネットワークなどのセキュリティリスクに対して、ハードウェアやソフトウェアから対策することを指します。

具体的には「セキュリティウェアなどのアップデートレベルをあげる」などの方法があります。

部外者の侵入は建物の外からだけではなく、サイバー攻撃といった形でやってくることも想定しなくてはいけません。

むしろ現代ではサイバー攻撃の方が主流で、不正アクセス、ランサムウェア攻撃、標的型攻撃、サプライチェーン攻撃など、攻撃方法も多様化しています。

そのため、あらゆる攻撃に対抗できるようアンチウイルスソフトやセキュリティソフトウェアのレベルをあげておくことが重要です。

※補足※

  • ランサムウェア攻撃:身代金の要求を目的とした攻撃
  • 標的型攻撃:企業など特定の組織から機密情報を抜き取ることを目的とした攻撃
  • サプライチェーン攻撃:セキュリティ対策が手薄な関連企業を経由して標的とする企業へ不正侵入し、身代金の要求をする攻撃の総称

まとめ:データセンターのセキュリティ強化なら入退室管理がおすすめ

ここまで解説してきたように、入退室管理は強力かつ有効なセキュリティ対策です。

特に機密性の高い情報が集約するデータセンターは強固なセキュリティ対策を求められるため、入退室管理を導入するのがおすすめです。

なお、データセンターの入退室管理システム・監視システムは、安定性・信頼性の点からオンプレミス型がおすすめです。

「強固で堅牢性の高いセキュリティ対策を実現したい」
「侵入防止はもちろん、高精度に監視なども実現したい」
と思った方は、以下からお問い合わせください!

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