導入事例

サイバーセキュリティ会社が選択した顔認証入退室+監視カメラの物理セキュリティの効果

グローバルセキュリティエキスパート株式会社

事業内容
サイバーセキュリティサービス            
所在地
東京都港区
導入商品
入退室管理システム(BioStar 2), 監視カメラシステム
導入年月
2024年 7月

POINT

  • 顔認証導入により、カードキー管理や貸出の手間を大幅に削減
  • 必要な個室には入室制限を行うなどエリアによるセキュリティレベルを設定
  • 監視カメラシステムとのとの併用で、必要な場所にはより高度なセキュリティを配置

セキュリティ企業として、より高度な入退室管理を目指す

グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX社)は、サイバーセキュリティサービスを提供する企業です。2024年7月のオフィス移転を機に、顔認証入退室管理システムを導入しました。その経緯と効果について、管理本部IR部の大森様と人事・総務部の吉田様にお話を伺いました。

――顔認証による入退室管理システム導入の経緯を教えていただけますか

大森由貴子様(以下、大森様):オフィス移転に伴い、セキュリティ強化の一環として検討を始めました。弊社はサイバーセキュリティにかかわる企業ですので、入退室管理についてもより高度なレベルを実施すべきと考えました。また弊社はISO/IEC27001:2022を取得しています。2022年からは「物理的セキュリティの監視」が新しい管理策として取り入れられているため、これに対応する目的もありました。

これまでは入退室用にカードキーを社員に支給していたのですが、いくつかの課題が顕在化していたため、顔認証による入退室導入の話題が持ち上がったときは「早期に実現してほしい」と思ったものです。

――カードキーによる入退室管理の課題とは?

吉田彩花様(以下、吉田様):カードキーによる入退室の運用の場合、新入社員へのカード新規発行や貸出カードの管理は結構な工数になっておりました。そしてセキュリティ面として紛失のリスクへの心配がありました。これが顔認証による入退室なら、紛失のリスクは軽減されますし、新規カードの発行と本人への受け渡しも必要がなくなり大幅な工数削減が期待できました。また、顔認証による入退室の場合は正確な本人認証が可能になり、なりすましを防止できることに大きなメリットがあると感じました。

大森様:業績拡大とともに社員数も増加し、オフィスの拡張は数年前からの懸案だったのですが、コロナ禍でオフィスに出社する社員が大幅に減っていたため先送りになっていました。コロナ禍が過ぎ出社率が再び上がってきたこと、そして、社員がより働きやすい環境を整える意味で、いよいよ待ったなしの状況となっていました。

セキュアの提案でスムーズかつ最適な形で実装

オフィスの移転や拡張とあわせてセキュリティを強化したいと考える企業は多くいます。しかし、タイミングとしては移転先のレイアウト、引っ越しの手配をはじめ同じ時期に複数の業務が集中することも事実です。また、共用部のセキュリティとの連携が課題になる場合も少なくありません。

――導入時点で、ビル共用部には既存のセキュリティもあったかと思います

大森様:当初はビルの共用部分も含めて全面的に顔認証による入退室を導入することを検討していました。しかし、既存のビルセキュリティとの連携や、工事の調整など、さまざまな課題があることがわかりました。

吉田様:そこでセキュアさんから、専有部分と共用部分を分けて考えるご提案をしていただきました。共用部分については既存のカードキーシステムを活用し、専有部分である執務室の入口に顔認証を設置する形で落ち着きました。

――さらに入退室制限を設定している部屋もあるそうですね

大森様:専有部分にて、セキュリティ強化のため入室できる人物を制限しています。これは執務エリア内で、入室権限をより限定する必要のある部屋があるためです。具体的には、人材事業にかかわる個人情報を取り扱う連結子会社や、サーバールーム、弊社がサイバーセキュリティの脆弱性診断を行うアタックルームなどです。いずれも機密性、秘匿性が高い部屋なので、特定の人物のみが入室できる設定にて運用を行っています。

――導入後の使用感はいかがでしょうか

吉田様:とても便利で満足しています。まず顔認証のスピードが速いので、ストレスを感じません。顔を登録することでいつでも入室可能なので、以前のようなカードキーの貸し出しや管理も不要になりました。社内の打ち合わせでもパソコンをはじめ、さまざまな備品を持ち運ぶことは多いものです。両手が塞がっていても入退室がスムーズになるのは、地味ですがありがたいことです。

大森様:それにカードキーのような紛失のリスクもありません。万一、拾得した人に悪用されたら第三者でも入室できてしまいますが、顔認証ならその心配も不要です。

セキュアの監視カメラの設置で客観的な検証作業がスムーズに

同社は、顔認証システムの導入とともに監視カメラも新規で設置することを決めました。社内の重要な箇所において監視カメラを設置することは防犯・抑止効果だけでなく、何かが起きたときに映像で客観的な検証を行えるという利点があります。

――監視カメラ設置の目的や効果についてもお聞かせください

大森様:顔認証による入退室と監視カメラを組み合わせることで、セキュリティがより強化されました。今後、何かインシデントが発生した際にも、迅速に状況を確認できるようになりました。

吉田様:すでに一度だけ監視カメラの映像を確認する機会がありました。その際に、チェックしたいカメラを選んだり、大まかな時間を指定したり、一通りの操作を試したのですが直感的で使いやすいと感じました。

――導入の話とは異なりますが、GSXさまはセキュリティ業界の底上げにも取り組んでらっしゃいますね

大森様:私たちGSXはサイバーセキュリティ、セキュアさんは物理セキュリティと得意分野は異なりますが、日本のセキュリティ業界全体の発展という点では同じ志を持っていると感じています。両社は、セキュリティ企業に投資を行う日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合でも協力関係にあります。単なる出資にとどまらず、各社の強みを活かしたビジネス連携も進めています。

日本では、セキュリティ=警備のイメージが強く、サイバーセキュリティの実態はまだ理解が遅れていると感じています。IT業界の一部として捉えられ、独立した専門分野として認知されていないのが現状です。しかし、こうして業界内で手を携えることで、お互いの強みを活かし業界活性化にもつなげていきたいと考えています。たとえばセキュアさんと一緒なら、入退室管理システムとサイバーセキュリティの統合的な監視など、新しいソリューションを顧客に提案する可能性がさらに広がります。

吉田様:さまざまな強みを組み合わせることは重要だと感じています。私たちも今回の経験を経て、セキュリティの新規導入を検討されている企業様には、既存のセキュリティシステムとの共存も視野に入れた検討をお勧めしたいと思います。必ずしも全面的な入れ替えが最適解とは限りません。用途や場所に応じて、適切なセキュリティレベルを選択することが重要だと感じています。こうしたとき、経験豊富なセキュアさんに相談するのが最適解ではないでしょうか。

――今後の協力関係を非常に心強く感じております。貴重なお話をいただき、ありがとうございました

<担当営業から>

設計図面から、顔認証端末の設置位置を変更した箇所があります。これは、実際の現場で社員さまの動線を想定した際に、扉の開閉の向きと顔認証の動きを連動させ、より動きにムダのない方法を追求したものでした。取材の際に、実際の運用の様子を拝見できたことで当時の判断が正しかったと確認できました。単純に機器を購入いただくだけでなく、いかにストレスなく、また安心・安全な運用をしていただけるか、追求していきたいと考えています。

©2025 Suprema Inc. ここに記載されているSuprema及び識別用の製品名と番号は、Suprema Inc. の登録商標です。

※本記事に掲載している内容は、記事制作時点の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。

Profile

インタビュー対象者


グローバルセキュリティエキスパート株式会社
執行役員 管理本部 IR部 副本部長兼 部長:         
大森 由貴子様                                   管理本部 人事・総務部:            
吉田 彩花様           

導入設備



入退室管理システム(BioStar 2), 監視カメラシステム

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