導入事例

全方位(360°)カメラで製造現場の品質向上と遠隔監視を実現

株式会社セイユー

事業内容
プラスチック製品の製造・販売(化粧品容器、商品容器など)            
所在地
広島県山県郡
導入商品
監視カメラシステム(SECURE VS)
導入年月
 2024年 8月

POINT

  • 工場内の死角を極力なくし、生産管理や品質管理の強化を実現
  • 遠隔モニタリング機能により、社外から工場内の状況を確認できる
  • 高画質・高精度な映像により、製品トラブルの原因追及や品質向上に貢献

製造現場の見えない部分を可視化

株式会社セイユー様は、主に化粧品容器や食品容器などを製造する企業で、広島県の大朝工場をはじめとする複数の製造拠点で事業を展開しています。このたび大朝工場内の監視カメラシステムを全面的に刷新しました。導入の経緯や、リニューアルによって得られた効果について、大朝工場次長の政木様にお話を伺いました。

――監視カメラのリニューアルを検討した経緯を教えてください

政木様:以前から監視カメラは導入していたのですが、画素数が低く見えづらい部分があったため、製品トラブルが発生した際の検証や分析が十分にできないという課題がありました。さらに弊社は24時間操業の体制をとっていますので、私のような生産管理側のスタッフが不在の時間帯でも状況確認ができるシステムが必要だと考えておりました。

それに加えて、工場特有の問題として、強電設備やモーターなどから発生する電気的なノイズの影響で、以前のアナログカメラでは映像品質が安定しないことがありました。製造環境では避けられないと考えられてきましたが、この課題も解決に向けて取り組みたいと感じていました。

――導入プロセスはどのように進められているのでしょうか?

政木様:弊社の顧問(当時は常務取締役)を中心に検討を進めていました。セキュアさんに現場を確認してもらい、実際に全方位(360°)カメラのデモをしていただきました。デモを見た顧問が気に入り、一気に導入まで話が進んだと聞いています。その後は、どのようなカメラをどこに設置すれば効果的かをセキュアさんに提案いただきました。

特に管理側だけでなく現場で働く従業員の意見も取り入れながら、設置場所を検討してくれたことが印象的だったとお聞きしています。工場ではラインごとに、映像で確認したいポイントが異なりますし、一時的に資材が積み上がるタイミングでは角度によって新たな死角が生じます。こうした現場の実情にセキュアさんから寄り添ってくれたのは、非常にありがたかったと、顧問が話していました。結果的に最適な配置場所を決めることができ、運用のフェーズでも死角が生まれにくい環境が実現しました。

高画質・高性能カメラで生産性と品質管理を強化

――導入後、どのような変化がありましたか?

政木様:工場内のほぼ全ての場所を高画質で確認できるようになりました。以前は死角が多く、トラブルが発生した際に、原因を検証することが難しかったのですが、今はどの時間帯に何が起きたのか、ほぼ正確に把握できるようになりました。例えば、部品の不具合があった場合、「この時間までは正常だったが、ここでトラブルが発生した」と特定できるようになり、原因究明が容易になりました。

また、私が外出先からでもスマートフォンで工場内の状況を確認できるようになったことも大きな利点です。現場スタッフに電話で指示する際も、同時に映像を見ながら具体的に伝達できるようになりました。これまでのアナログな環境下では、リモートで工場内の様子を確認することは考えられなかったので、大きな変化だと評価しています。

――他の部署ではどのように活用されていますか?

政木様:品質管理部門でも積極的に活用しています。製品に不良が発見された場合、検査方法の検証や改善に役立てています。見落としが発生しやすい検査方法を映像で確認できるので、客観的なフィードバックを担当者に伝えることで、品質向上に繋げています。

屋外に設置したカメラも、積雪時の工場周辺の状況確認や、物流トラックの到着状況をリアルタイムで把握するなど、日々の業務効率化に役立てています。他にも、長期休暇前に工場内の電気の消し忘れがあったことに遠隔で気づき、出社して消灯したことがありました。もし、はじめから消えていることが確認できたら出社する必要もなかったわけです。こうした省力化、効率化は今後さらに効果を発揮してくれると思います。

――操作性や使い勝手はいかがですか?

政木様:新しいシステムへの切り替えに多少の不安がありましたが、セキュアさんに丁寧に操作方法を教えていただき、すぐに慣れることができました。他の従業員にも使い方を教え、今では社内に浸透しています。モニターのサイズも32型から60インチへとかなり大きくなったことで、視認性が上がりました。少し大きすぎるのではないかと感じましたが、慣れてくると見やすく使いやすいと感じています。

工場全体の品質と安全性のさらなる向上へ

――現時点で、課題や気になる点はございますか?

現在でも大部分の場所をカバーできていますが、さらに死角を減らしていきたいと考えています。例えば機械室では、複数の機械が並んでいる場所をもう少し別の角度からも見られるとさらに良いと思っています。カメラで工場内が見えるようになったからこそ、まだ見えていない部分がより気になるようになりました。

――今後の展望についてはどのようにお考えでしょうか?

政木様:映像を見ながら、現場に直接声掛けができたらいいなと思います。製造ラインを見ながら、「そこ違うよ」というように指示を出したくなる時があるんです。少しやりすぎかもしれないとも思いますが。

将来的には、当社の他工場と連携する可能性があります。同様のシステムを導入できれば、ノウハウの共有、生産管理の集中など、業務改善が進むのではないかと期待しています。

<担当営業から>

工場環境特有のノイズ問題の解決や更なる映像の有効活用を可能にするため、アナログカメラからネットワークカメラへの移行を提案しました。機械レイアウトの変更や資材配置の変動など、工場特有の環境を考慮することも心掛け、現場の方の声を積極的に取り入れながら配置場所を決めました。天井に全方位カメラを効果的に配置することで、限られた台数でも死角のない環境を実現できたと思います。

監視カメラを刷新したことで、遠隔監視機能を日常的に活用いただくなど、お客様のセキュリティ意識が向上している点もうれしく思っています。

株式会社セイユー様  ホームページ:https://www.seiyu-plastic.co.jp/

※本記事に掲載している内容は、記事制作時点の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。

Profile

インタビュー対象者


株式会社セイユー 大朝工場                            工場次長:政木様           

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