導入事例

顔と指紋のハイブリッド生体認証で金融システム開発の安全を守る

株式会社リボルブ・シス

事業内容
コンサルティングサービス ・システム開発 ・運用保守              
所在地
東京都千代田区
導入商品
入退室管理システム(BioStar 2)/顔認証ターミナル / 指紋認証デバイス
導入年月
2024年12月

POINT

  • 金融システム開発における物理的セキュリティ確保
  • カード紛失リスクの解消と運用負荷の軽減
  • 複数拠点での入退室管理や勤怠管理など将来の拡張性を見据えた対応

社会インフラを担う金融系システム開発の安全性を確保

株式会社リボルブ・シスは主に金融機関向けのシステム開発を手がけています。銀行や保険会社などが取引先となり、機密保持の観点から入退室管理が必須で求められるケースもあります。「セキュリティはなくてはならないもの」であり、より高度なレベルを検討する必要があると感じていました。

――セキュリティ強化を検討されたきっかけを教えてください。

渡邊理様(以下、渡邊様):主なお客さまは金融機関の方々です。弊社の開発するシステムは一般のお客様の大切な資産を守る重要な役割を果たしており、言わば社会インフラの一端を担っていると自負しています。その開発環境の安全性を守ることは、私たちの重要な使命です。

坂田泰典様(以下、坂田様):高度なセキュリティ体制を整えることで、お客様に安心してお任せいただける開発環境を作り、より良いシステムの提供に繋げていきたいと考えています。これまで主にICカードを利用した入退室管理を行ってきましたが、どうしてもカードの紛失や貸し借りといったセキュリティリスクが避けられませんでした。より確実な本人確認の手段として、生体認証の導入を検討することにしたのです。

強固なセキュリティにこだわるなら生体認証

――生体認証システムの導入はいつ頃から検討され始めたのでしょうか?

渡邊様:実は、6年ほど前に一度検討したことがありました。この頃からセキュリティ強化は常に課題となっており、経営陣からも具体的な検討指示がありました。さまざまな認証の方法を調べ、インターネットの検索でセキュアさんのことを知り、実際にショールームを見学しました。顔認証の技術に驚かされたのですが、当時は顔認証という最先端技を取り入れるのはまだ早いだろうという意見が出て、一旦保留という判断になりました。

――その後、改めて検討を再開されたのはなぜでしょうか?

坂田様:新しい拠点の開設に合わせて、もう一度生体認証の導入を検討することになりました。実は前年に別の拠点で試験的に2次元での顔認証システムを採用したのですが、判別の精度が低く、顔写真や動画を使うと、なりすましが可能だったのです。これではICカードの貸し借りのリスクに比べて、高度なセキュリティが担保されているとは言えません。改めて3D認証の必要性を実感し、再びセキュアさんを含めて複数の企業に相談いたしました。

――複数の候補からセキュアの製品を選んだ決め手をお聞かせください。

渡邊様:品質、つまり認証精度の高さです。実機でデモを見せていただいた際、マスクを着用していても正確に認証できる点や、認証時の判定の速さに驚きました。また、アンチパスバック(※)機能により、いわゆる共連れの防止が可能な入退室管理も魅力的に感じられました。(※アンチパスバック:入室時の認証記録がないと退室を許可しない機能)

坂田様:将来的な拡張性も重要ですね。弊社はグループ会社も含めると10ヶ所近くの拠点があり、今後も増える見込みです。今回は1ヶ所、新たに開設された神戸事業所だけで運用を開始しましたが、最終的に全社的に統合して単独のシステムで管理したいと考えています。セキュアさんのシステムはそうした将来の道筋も含めて提案していただけたことが決め手となりました。

渡邊様:セキュアさんに、顔認証と指紋認証の機器を弊社に持ち込んでもらい、経営陣向けのデモを行っていただきました。使い方のレクチャーはもちろんですが、既存のシステムのような顔写真を映すだけで解錠されてしまうことがないのだと実感してもらいました。これで一気に話が進みましたね

セキュリティレベルに合わせて「顔」と「指紋」認証の併用

――今回は顔認証の導入に対し社内の意見はいかがでしたでしょうか?

渡邊様:従来のカード認証システムと比べると顔認証システムは割高なのは確かです。そこでセキュリティレベルの強弱を設定し、指紋認証システムも併用するご提案をいただきました。よりセキュリティレベルを高めたい所に絞って顔認証システムを導入することで、トータルコストを抑えることができました。

カードの紛失対応や再発行、運用管理などにかかる負担を長期的に考えれば、十分な投資効果があると判断しました。万が一情報漏洩などが発生し、顧客やその先にいる一般のお客様に及ぶ影響を考慮すれば、必要な投資だと考えています。

――今回は早期に運用を開始したいというご要望がありました。セキュアの対応スピードはいかがでしたか。

坂田様:先に神戸事業所の運用が始まっていたので、1日も早くセキュリティ面の懸念を解消したいと考えていました。そのため秋口にセキュアさんと相談を始め、年内では工事を完了してほしいとお願いしたのです。

渡邊様:稼働までのスケジュールがタイトな中での対応はすばらしかったです。最初に施工業者さんと現地調査をしてくださいました。カメラの設置位置や配線ルートまで細かく確認していただいた上で見積もりを出してくださったので、事前のやり取りが少なく済み、工事開始後の追加調整もほとんど必要ありませんでした。一度、細かな操作の内容でお問い合わせをしたことがありましたが、そのときもレスポンスが早くて非常に安心感があります。

各地の拠点へ拡張して効率的な運用を行いたい

――今後の運用について感じている課題はありますでしょうか?

渡邊様:まだ事業所が本格稼働前の段階のため、100名分の座席に対して、常駐人数は5名程度なんです。本格的に開発プロジェクトが始まり、人数が増えてきたところで必要なセキュリティを見極めていく計画です。

気になるのは人数が増えたときの始業時の混雑対策でしょうか。行列ができるようなことがあれば、共連れ入室のリスクが増すかもしれません。セキュリティと利便性のバランスを取りながら、現場の実情に合わせて柔軟に対応していきたいと思います。

――今後の展望についてお聞かせください。

坂田様:神戸での成果や課題を把握して、他の拠点への展開を視野に入れていきたいです。入退室管理だけでなく、社内システムと連携して勤怠管理に活用したり、会議室の稼働状況を把握したりといった、高度な運用ができればいいと考えています。

<担当営業から>

金融システム開発という重要な事業を展開される企業様だけに、セキュリティに対する意識は非常に高く、製品の品質については特に厳しい目で評価いただきました。短期導入のご要望にも、事前の入念な準備により対応できたことをうれしく思います。今後も運用面でのサポートを通じて、より良い活用方法をご提案させていただければと考えています。

株式会社リボルブ・シス様  ホームページ:https://revolvesys.co.jp/

©2025 Suprema Inc. ここに記載されているSuprema及び識別用の製品名と番号は、Suprema Inc. の登録商標です。

※本記事に掲載している内容は、記事制作時点の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。

Profile

インタビュー対象者

株式会社リボルブ・シス

取締役 人事管理本部 本部長: 坂田 泰典様                       人管理本部 管理部 総務課 担当課長: 渡邉 理様        

導入設備



入退室管理システム(BioStar 2)/顔認証ターミナル / 指紋認証デバイス

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