導入事例

ハイレベルなセキュリティと運営の利便性を両立できる顔認証                     

京都産業大学

事業内容
主な事業・学生への教育提供および学術研究の遂行               
所在地
京都府京都市
導入商品
顔入退室管理システム(BioStar 2), SECURE Platform版-在室管理
導入年月
2024年 4月 

POINT

  • 新設される男女共用学生寮の高度なセキュリティ確保
  • 学生証の紛失や置き忘れリスク、新入生への対応の問題を解消
  • 学生の入退室管理と在室状況の把握を容易にする

男女共有の学生寮において最適なセキュリティを担保する方法を模索

京都産業大学は、2024年4月から男女共用の新学生寮「本山寮」を新設しました。大学が学生寮を直接運営する背景には、「集団生活を通じて成長を促したいという教育寮としての側面があるからです。経済的な理由で寝食を共にするだけの空間ではありません」と、学生寮担当としてセキュリティ面の準備を進めた北川さまが解説してくださいました。

それまで、離れた敷地で男女別々の運用をしていた寮が合併する形となるため、セキュリティに関しては従来よりも厳重な管理が求められました。北川さまのお話では「当初は男女の生活エリアを完全に分離しようと計画が進んでいましたが、食堂のように共用施設も二重に必要となり運営が非効率になることから断念した経緯があります」とのことでした。

施設の最適化を模索した結果、男女共用の運用となった食堂が一つのセキュリティポイントとなりました。男子は男子棟のみ、女子は女子棟のみに行き来できるような入退室管理システムを食堂内に設置しなければなりません。「学生証をICカードとして通行証代わりにする案が検討されていました。しかし、寮内では常に学生証を携帯しているとは限りません。自室に置き忘れることもありますし、入学式の前に入寮する新入生はそもそもまだ学生証を持っていません。これらの課題の対応を考える中で、顔認証が最善策として浮上してきたのです」と、北川さまは振り返ります。

学生寮ならではの事情にも対応でき、高い安全性・利便性を追求する方法として、顔認証への期待が高まっていったということです。

高い認証精度と利便性からセキュア提案の“顔認証”を選定

【“顔認証” 選定の決め手となったのは】

  • *高い認証精度
  • *利便性
  • *リアルタイムの在室状況の把握

まず認証精度の高さについて、北川さまは次のように感想を述べられました。「実機によるデモンストレーションをしていただいたとき、マスクを着用していても正確に認証できる点、また認証時の判定の速さにも驚きました。これなら学生の日常生活に支障をきたすことはないと確信しました。」

また利便性について「学生証や専用のICカード、スマートフォンを寮内で持ち歩く必要がなく、紛失のリスクがなくなりました」と効果を実感されていました。

さらに学生寮としての責任を果たすために、どの学生がいつ出入りしたかを把握して、帰寮の事実を確認することが重要です。以前の寮では、このような在室の確認システムはなく、学生が外出時や帰着時に自分の名札で在室を示す運用が行われていました。忘れてしまうケースもあるため情報の正確性が担保されないことは言うまでもありません。

「顔認証によって確実に在室を管理できる点、出入りの記録がない学生をすぐに特定できる点が安全管理上、とても有効だと感じました。顔認証なら他の学生による身代わりができません。極めて確実な方法で、日々重宝しています」と北川さまは評価してくださいます。

アンチパスバックによるセキュリティ強化と管理の効率化に貢献

“顔認証”入退室管理システムを導入したことで、物理的なセキュリティが強化されたことはもちろんですが、次のような副次効果が得られたことが大きかったと北川さまは言います。

「オープンキャンパスで、受験生や保護者に寮の様子も見ていただきました。当時はまだ、顔認証システムが稼働していないにもかかわらず『それなら安心だ』『セキュリティ対策への本気度を感じる』とのお声が寄せられました。たしかにICカードなら、人から人の手へと渡るリスクもありますが、顔認証ではあり得ません。顔認証技術に対する信頼性の高さを実感しました」と北川さま。

「学生が提出した顔写真の登録にて入室権限を付与できることもありがたかったです。一度現地に来て実機で1人ずつ登録していたらかなりの手間がかかっていたはずです。出願時に提出された顔写真との差が大きかった一部の学生を除いて、ほぼ一度に登録できました」とも言います。顔認証の運用スタートまでに生じる実務の負担軽減も評価されていました。

また学生には普段からメインの出入口で正しく出入りするように指導しています。しかし、寮生活への慣れとともについ友人と同時に後ろから付いていく、いわゆる「共連れ」によって、自身は顔認証の記録が残らないまま入室してしまうこともあります。

北川さまによれば「その結果、アンチパスバック機能によって、入室時に認証を受けていない学生は退出できなくなります。この厳重な管理機能は大きいです」とのこと。「門限点呼を行うと、本当は寮内にいたとしても、システム上は帰寮していない学生が現れることになります。こうしたケースには電話をかけて所在を確認するので、セキュリティ性は極めて高いと感じます」と手応えをお話しされていました。

「顔認証は、私たちが知る限りもっとも費用対効果の高いセキュリティだと感じています。紛失の恐れもなく、顔のデータを追加または削除するだけという流れは管理側の負担も少ないですし、利用する学生や保護者にも安心感を与えてくれています。このような安心を担保したい施設にはおすすめできると思います」と、安全確保に対する強い責任感がある北川さまは、力強くお話を締めくくってくださいました。

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※本記事に掲載している内容は、記事制作時点の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。

Profile

インタビュー対象者

京都産業大学 学生生活支援機構                    課長補佐: 北川 将己さま 

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