防犯カメラシステムを検討する中で一番課題だったのがネットワーク環境でした。光回線が導入出来ない立地であった為、長年ADSL回線での業務を運用をしておりますが、防犯カメラ映像を外部から確認したい要望があったので、インターネット回線を使用する必要があり、ADSL回線に複数台の防犯カメラを接続してしまうと通常業務にも影響が出てしまう為、防犯カメラの導入を諦めておりました。しかし、今回導入したクラウド型カメラはLTE SIMとの親和性が高く、新たに光回線が導入出来ない環境でも、簡単に防犯カメラシステムとインターネット回線が導入出来ました。スマートフォン・タブレット・パソコンなどで映像の閲覧が出来て操作性も高く、夜間など会社にいない場合もどこからでも映像の確認が出来る部分も良いと感じていました。導入コストも他社と比べると格段に抑える事が出来ましたし、クラウド型カメラなので自社で録画装置などを管理する必要がなく、設置スペースも確保する必要がない点も魅力でした。(末長氏)
◆現場状況のシェアで業務効率向上
クラウド型カメラを導入して良かった点はもちろん防犯対策としていつでもどこにいても現場の確認が出来る点もありますが、想像以上に効果が表れたのは、ダンプで建設副産物の運搬するサイクルの業務効率が格段に上がったことです。今までは一定間隔でダンプの運搬をしていました。建設副産物の置き場は荷受けと荷送りが発生するのですが、荷受け場所に建設副産物をダンプで運んでも荷受け場所がいっぱいで荷物を下ろせずダンプが引き返す、という事が発生していたのですが、クラウド型カメラを導入してからはどこにいても荷受け場所の状況を確認出来るので適切にダンプの運搬サイクルが行えています。また、安全管理の面でも従業員がどこにいてどんな作業をしているかをチェックする事により事故を未然に防ぐ取り組みにも活用しています。今後はさらに映像の活用をして、防犯対策以外での活用を実施していきたいと思います。(末長氏)
業種 :建設副産物処理及びリサイクルと焼却処分
お客様名:株式会社環境プラント 様
導入設備:クラウド型カメラシステム
導入年月:2019年1月
所在地 :山口県柳井市