導入事例

北陸有数の駅直結商業施設が実現した、顔認証による業務効率化

金沢ターミナル開発株式会社

事業内容
金沢百番街 / くるふ福井駅の開発・運営
所在地
石川県金沢市木ノ新保町1-1
導入商品
SECURE AC(入退室管理システム)
導入年月
2024年3月~2025年6月

POINT

  • カード認証の磁気不良が多発し、カード以外の認証方式への切り替えを模索していた
  • 展示会で顔認証を見かけ、認証スピードの速さや精度の高さが印象に残った
  • 決め手は業務効率化の具体的なイメージ
  • 顔認証とカード認証の併用により警備人員の最適化とコスト削減につながった
  • 入退室管理システムが、各システムと繋がり運営の中心的な存在へ

北陸の玄関口を支える商業施設が、顔認証を導入

北陸の玄関口として、多くの人が利用するJR金沢駅とJR福井駅。改札を抜けると、買い物や食事を楽しむ人々でにぎわう空間が広がります。「金沢百番街」と「くるふ福井駅」は、駅に直結した商業施設として、地域住民から観光客まで幅広い人々に利用されています。これらの施設の開発・運営を手掛けているのが、「金沢ターミナル開発株式会社」様です。
順次リニューアルも実施され、伝統や文化の発信拠点として新たな魅力を生み出しています。
金沢ターミナル開発株式会社様には「金沢百番街」と「くるふ福井駅」それぞれで、従業員用の扉に顔認証による入退室管理システムを導入いただきました。

今回は主に金沢での運用を中心に、総務部 管理課 次長の澤田佳明様(以下、澤田様)と総務部 ガバナンス推進室 室長代理 兼 総務企画課の南山直喜様(以下、南山様)にお話を伺いました。

展示会での出会いが、顔認証を有力な選択肢へ

――入退室管理システムの検討はどのように進められたのでしょうか。

南山様:施設の改修工事に伴い、入退室管理システムの見直しも行うこととなりました。以前よりカード認証で入退室管理システム自体は運用していたのですが、 カードを認証機に差し込んでスライドさせる方式だったため、乾燥する時期は特に磁気不良が多発していました。その経験があったのでカード以外での認証方式を導入したいという思いのもと、新しい入退室管理システムを探していました。ただ、カード以外の認証方式はIDひとつごとに費用が発生する料金体系が多く、数千名の従業員を抱える当社の運用で考えると相当なコスト負担となります。このような事情から方針を決めかねていた折、東京で業務効率化やDXをテーマとした展示会が開催されることを知り、足を運びました。その際にセキュアさんのブースに立ち寄り、顔認証をご紹介いただきました。

写真:南山様

――初めから顔認証は最有力候補の認証方式だったのでしょうか。

南山様:いえ、当初はあまり有力候補ではありませんでした。実は顔認証については、認証精度がそれほど高くないイメージを持っていたからです。しかし展示会で実際に見せていただいた顔認証機は認証もスピーディーで、精度も非常に高いと感じたため、「これはいいな」と強く印象に残りました。

導入の決め手は「業務効率化」の具体像

――数ある顔認証製品の中から、セキュアを選んだポイントはどこだったのでしょうか。

南山様:大きかったのは、業務効率化の効果を具体的にイメージできたことです。セキュアさんのシステムは、顔情報の登録を写真で行うことができる点がメリットの一つと考えています。新入社員についても、入社前に顔写真のデータを届け出てもらうので、事前に登録できます。それまでは新入社員の受け入れの度にカード情報の登録や印刷業務が発生していて、非常に工数がかかっていました。この業務を効率化できる見通しが立つことは経営層を説得する大きな材料にもなりました。入退室用カードの購入が不要なため追加コストを抑えられる点も、導入を後押しする要因のひとつでした。
とはいえ、新しいものへの切り替えというのは、簡単に決断できるものではありません。そこでセキュアさんには実際に事務所でデモも実施していただきました。

セキュア営業担当:皆様にも操作性を体感していただくため、デモのあと1週間ほど会議室の一部をお借りして認証機を設置し、実際に使用感を確認できる期間を設けました。

南山様:運用をイメージできたことで経営層の理解も深まり、最終的には導入を決定しました。

空間デザインに配慮した設置計画

――認証機設置の際、重視したポイントはどこですか。

澤田様:「金沢百番街」「くるふ福井駅」ともに、利用者の目に触れる場所にも顔認証機を設置しています。こだわり抜いた空間ですから、設備単体が目立つのではなく、空間になじむ仕上がりにしたいと考えていました。

南山様:実例として、「金沢百番街」内の「あんと」の改修工事の際、ネットワーク関係の機器を天井に設置する案がありました。しかし断固反対されましたね。結局天井裏に設置することになりました。

澤田様:顔認証機の設置にあたっても、設置位置や納まりを細かく指定して、その通りに工事していただきました。

写真:澤田様

各システムを横断し、運営の軸となる存在へ

――実際に運用してみていかがでしょうか。

澤田様:顔認証に変わったことによって管理面やセキュリティ性の面で利便性が上がったこともさることながら、警備の“人手不足”の補填にとても効果を感じています。

南山様:これは、セキュアさんに提案いただいた顔認証機が、顔だけでなくカードでの認証にも対応しているからこそ生まれた効果です。以前は来訪者をすべて入口の警備員室で受け付け、行き先などを紙の台帳に記入する運用でした。現在はあらかじめ登録したカードを自動発券機から発行するだけで対応できるため、台帳管理を廃止することができました。
警備はグループ会社に委託しているのですが、近年はどこも人手不足の傾向にあり、人員の維持が難しいタイミングもあります。受付専任の人員が不要になったことで当社としてコスト削減につながったことに加え、委託先でも人員確保の負担が軽減されたことは大きなメリットです。

澤田様:代わりに巡回を強化することができ、より施設利用者の安全のために人員を割くことができるようになりました。

南山様:セキュアさんにご提案いただいたソリューションが、各システムと結びつきながら運営全体を支える中心的な存在になっていると感じています。導入して本当に良かったと思っています。

写真:発券機
来訪者はここで自動受付し、発券されたカードを使用して入室します。

  写真:通用口に設置された認証機
     顔認証もカード認証も可能です。

 写真:認証機の詳細
    よりスムーズな認証を可能とするため
    壁面から角度をつけて認証機を設置しています。

地域の個性を活かし、より魅力ある空間へ

――「金沢百番街」と「くるふ福井駅」の今後の展望をお聞かせください。

澤田様:福井県は恐竜が有名ですから「くるふ福井駅」も恐竜一色になっています。今後も親しみやすい空間として、多くの方に楽しんでいただきたいです。
金沢では九谷焼や日本酒などをはじめ、魅力ある伝統文化がたくさんあります。特に「金沢百番街」内の「あんと」では“加賀五彩”をテーマに改修工事を進めており順次バージョンアップしていく予定ですので、より“金沢らしさ”を感じることのできる空間にしていきたいです。

南山様:金沢港が近く、石川県や金沢市も力を入れています。クルーズを利用される方の増加に伴い金沢駅への流入も多くなってきました。今後もさらに活気のある場所になっていくと思います。

※本記事に掲載している認証機は、Suprema Inc.の製品です。

Profile

インタビュー対象者

(右)総務部 管理課 次長
   澤田佳明様

(左)総務部 ガバナンス推進室 室長代理 兼 総務企画課
   南山直喜様

企業ホームページ https://www.100bangai.co.jp/

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