
株式会社シンワ・アクティブ
- 事業内容
- 物流センター運営や倉庫管理、流通加工の委託・請負事業・海外輸入カーゴの取扱事業、貨物自動車運送事業、引越事業・物流コンサルティング及び物流システム・ロボティクス開発事業・アプリケーション開発及びWebデザイン・デジタルコンテンツ制作事業
- 所在地
- 大阪府茨木市(本社)
- 導入商品
- 顔認証ターミナル+勤怠連携(SECURE AC)
- 導入年月
- 2024年 8月
POINT
- 高精度な顔認証により、正確な本人確認が可能に
- 既存の勤怠管理システムとの円滑な連携を実現
- 夜勤を含む24時間365日稼働の物流現場での導入にも対応
ICカードの運用には限界があるとセキュリティ強化を決断
シンワ・アクティブ様は、大阪を中心に11拠点から全国各地への輸送・ロジスティクスで顧客を支えています。そのうちの1つ、尼崎にある物流センターでは、約300名の従業員が勤務しており、24時間体制で家電製品などの保管や輸送を担っています。今回、同社では初めてとなる顔認証システムを導入いただきました。その経緯を、本社管理部にお伺いしました。
従来、尼崎センターではICカードによる勤怠管理が行われていました。しかし、ICカードは取り違えのリスクがあり、セキュリティ上好ましくありません。勤怠管理システムと連携しているため、カードの取り違えの防止や勤務時間の記録に関して正確な勤怠状況把握が必要と考えました。管理部の担当者さまは、導入のきっかけを次のように説明してくださいました。
経営幹部の会議で一層セキュリティを高める方針が決まり、具体的な施策を出すように求められました。最初に相談したのは、勤怠管理システムを提供している企業です。同じシステムをすでに10年以上運用しているため、これを入れ替えるよりも連携できる新しい認証の仕組みを導入しようと考えました。

決め手は高精度な顔認証と柔軟な対応力
ICカードに代替する手段として、システム会社からは生体認証を提案されました。しかし、静脈認証機を試用したものの、手のひらの温度変化により識別精度が安定しないという課題が浮かび上がりました。
若い方は比較的安定するようですが、年配者も多く働く現場なので、年齢にかかわらず誰もが確実に認証できることは必須条件でした。次いで、候補にあがったのが顔認証システムでしたが、当初提案を受けたものは同じく認証の精度に課題がありました。
信頼できる高精度な顔認証機器が欲しいと、システム会社に依頼した結果、紹介されたのがセキュアでした。直ちにセキュアへ問い合わせし、顔認証の実証実験をスタートすることとなりました。
「セキュアさんの顔認証システムは、認証の速さ、精度の高さともにハイレベルで驚きました。照明の明るさ、メガネやマスクの着脱などの影響も少なく、1ヶ月以上におよぶトライアル期間中、問題発生は皆無でした」と担当者さまは振り返ります。
勤怠管理システムとの連携に問題もなく、出退勤データのログを自動的に反映できる点も採用の決め手となりました。
全員の顔情報を登録するシステム導入時の工夫
導入に向けて最も大きな課題となったのは、約300名の従業員の顔情報をすべて登録する作業でした。本社から尼崎センターまで出向き、複数日にわたって顔情報を登録できる日を設定しましたが、急な欠勤や休職中の従業員までカバーすることはできません。さらに24時間365日稼働する物流現場ならではの事情として、夜勤専従の従業員との時間調整が難しいという問題も立ちはだかりました。
登録自体は1人10秒程度と非常に短時間で済みます。しかし勤務シフトの関係で、夜間に出社する従業員まで本社のスタッフが対応するのは勤務時間上無理がありました。そこで、センターの事務部門に、期日までの全員の登録完了を促しました。
特殊な出勤パターンにも柔軟な対応ができるように、一斉登録のほか、その都度登録を認めることにしました。入退室管理ソフト「BioStar2」の機能により、本社から遠隔でも登録作業ができるようにし、効率化を図りました。また「BioStar2」は、顔認証デバイスでの“顔”の直接登録だけではなく、顔写真を元に登録することも可能です。
さらに運用フェーズに入ると、各拠点で新規の顔データの追加や退職したスタッフの情報消去などを行う必要があります。こうしたユーザー管理の権限を各拠点に付与する際に、セキュアのサポートが役立ったとのことです。
管理部と同じ機能をすべて各拠点に付与すると、根本的な設定情報を変更できてしまうのでリスクがあります。限定的な管理権限を与える方法を尋ねたところ、スピーディに、わかりやすく教えてもらえたことが印象に残っています。
顔情報の登録に時間がかかったため、当初の予定より運用開始はやや遅れたものの、顔認証による勤怠打刻の運用は順調にスタート。まもなくICカードは使用できなくなる予定です。勤怠管理システムとセキュアの連携もこれまでの実績が多く、今回もスムーズに移行できました。
「顔情報は個人固有のものです。ICカードの管理が不要で、紛失リスクや貸与されるような懸念も解消されました。まだ短い期間ながら、顔認証による誤認識は発生しておらず、ストレスのない運用ができています。」と担当者さまは手ごたえを話してくださいました。

スモールスタートを選んだからこそ今後の展開にも期待
今後はサーマルカメラによる健康チェックを導入したいと考えています。しかし、今回はスモールスタートでまずは導入して、顔認証の効果を実感できる状態を優先しました。
現在、尼崎センターでは感染症対策の一環として、出退勤の際の検温を義務付けています。社員は各自検温を実施し記帳を行う運用方法を採用しています。将来的に、顔認証と体温測定を一元化し、業務効率の大幅な向上を期待しているそうです。
今後は他拠点への展開も含め、より効率的で安全な職場づくりを進めていきたいと考えています。その際は、再びセキュアのサポートが欠かせないと思っています。
24時間体制の環境下では、出勤する従業員がいる時間帯には必ず退勤する従業員も現れます。顔認証により労務管理を確実に行うメリットが、より大きいといえるでしょう。
<担当営業から>
物流現場特有の24時間稼働体制や夜勤の存在など、導入時には様々な課題がありました。初めての顔認証導入で不安のあるお客様と密に連携を取り、現場の実情に合わせた柔軟な対応を心がけました。また連携実績の多い出退勤システムなら、現場にはほぼ負担をかけることのないスムーズなシステム移行も可能です。
シンワ・アクティブ様 ホームページ:https://www.shinwa-active.co.jp/
©2025 Suprema Inc. ここに記載されているSuprema及び識別用の製品名と番号は、Suprema Inc. の登録商標です。
※本記事に掲載している内容は、記事制作時点の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。
Profile

インタビュー対象者
株式会社シンワ・アクティブ
導入設備
顔認証ターミナル+勤怠連携(SECURE AC)
関連サービス

SECURE AI Office BASE
サービスの説明文