発熱者を検知する2つの方法とは?サービスを選ぶ3つのポイントも解説!
「職場のクラスター発生を予防するため、発熱者を早期発見したい……」
「発熱者をオフィスに入室させない仕組みがあれば、詳しく知りたい……」
と思うことはありませんか?
新型コロナウイルス感染者の早期発見や職場のクラスター対策として、従業員の健康管理を強化しようと考えている企業も多いでしょう。このとき重要となるのが、従業員の「測温」ではないでしょうか。
そこで本記事では、「発熱者を検知する2つの方法」と「測温自動化が可能なサービスを選ぶときの3つのポイント」をご紹介します。「従業員に定期的な測温を行い、コロナ対策を強化したい」と考えている方は、ぜひご一読ください。
なお、「そもそもコロナ渦を乗り切るために、対応すべきオフィスの課題が分からない」という方もいるでしょう。職場のコロナ対策や課題などについて理解を深めたい方は、「職場の3密対策 虎の巻」をご一読ください。
目次
オフィスで発熱者を検知する2つの方法とは?
ここからは、発熱者を検知する2つの方法についてご紹介します。先に結論を知りたいという方へ向けて、測温方法のまとめを用意しました。
- 非接触式温度計を使用した測温
- ハンディタイプの温度計を利用する方法のこと
- 測温に人手が必要なので、人的コストがかかる
- ただし、端末は安価(安いモデルで数千円程度)と用意はしやすい
- サーマルカメラを利用した測温
- 熱検知カメラを利用した、自動で測温する方法のこと
- ただし、端末は高価(安くても5万円以上)で予算が必要
詳細について、1つずつ詳しくご紹介します。
方法1:非接触式温度計を使った測温
非接触式温度計とは、ハンディタイプの測温装置のことです。商業施設に入るとき、店員が来店者に対して、おでこのあたりに機械を近づけている光景を目にした人もいるでしょう。これが、非接触式温度計を使った測温方法です。
非接触式温度計の特徴は、次の3つ。
- 持ち運びしやすく、安いモデルだと数千円で購入できる
- ハンディタイプなので、場所の移動もしやすい
- ただし、測温するのに人的コストがかかる
非接触式温度計は、小型で持ち運びしやすいのが強みです。そのため、
- 少人数の従業員に対して測温する場合
- 店頭など測温場所が変わりやすい場所で利用する場合
などにおすすめでしょう。
一方で「大人数の従業員が集まるオフィス」や「測温場所が多数ある場合」は、測温を実施する人的コストが大きくなるので、おすすめできません。
人的コストをかけず多数の測温を実施するには、サーマルカメラを活用した測温サービスがおすすめです。続いて、サーマルカメラを使った測温について見ていきましょう。
方法2:サーマルカメラを使った測温
サーマルカメラとは、赤外線を利用して測温できるカメラのこと。カメラに写った人物を自動で測温するため、効率的に体温チェックができます。
サーマルカメラの特徴は、次の3つ。
- 自動で効率的に測温できる
- サービスによっては、測温装置を持ち運べない
- 導入するのに安くても5万円以上かかる
自動で測温が可能なので、人的コストがかかりません。また人手による測温だと複数箇所での測温がしづらい場合でも、サーマルカメラの設置で済むため「複数箇所での測温」が可能です。
さらに、「高熱がある人の入室を制限する」といった追加機能がついたサービスも登場しており、よりコロナ対策を強化できることも。
非接触式温度計(ハンディタイプの測温器)よりも導入コストは高いですが、
- 人的コストをかけたくない
- 複数箇所での測温を行いたい
- 測温だけでなくコロナ対策を強化したい
といった場合は、十分投資する価値があるのではないでしょうか。
ただしサーマルカメラを利用した測温は、サービスによって「検知方法」「発熱者への通知方法」などが異なります。機能によって導入後の効果が大きく変わることもあるため、サーマルカメラで測温できるサービスを選ぶポイントについて見ていきましょう。
サーマルカメラで測温できるサービスを選ぶ3つのポイント
サーマルカメラを活用した測温サービスを選ぶときは、次の3つのポイントに着目しましょう。
- 入退室時に自動測温できるか
- 発熱者を発見したとき、入室制限の実施や通知ができるか
- 過去の入退室履歴が確認できるか
1つずつ詳しく見ていきましょう。
【ポイント1】入退室時の自動測温が可能か?
サーマルカメラは自動で測温できるとはいえ、「予算の都合 + 無駄のない設置」を考えると、オフィスのいたるところに置くわけにはいかないですよね。このときおすすめなのが、「入退室時の自動測温」です。
入退室時に自動測温すれば、「勤務中に発熱してきた……」という時でも迅速に発熱者を検知できます。こまめに測温できるため、発熱者の早期発見に繋がるでしょう。
ただし中には「仕事が溜まっているから休みにくい……」といった理由で、発熱していても出社する人がいるかもしれません。また万が一オフィスでコロナ感染者が発生した場合、接触者リストを作成する必要があります。
接触者リストとは、コロナ感染者と接触した人を一覧化したリストのこと。コロナ感染者にヒアリングして1から作る場合時間がかかってしまうため、これらの対策も重要です。
このようなケースに備え、自動測温システムだけでなく「発熱者の入退室制限」や「入退室履歴の確認」といった機能を備えたサービス導入が重要になります。詳しく見ていきましょう。
【ポイント2】発熱者を見つけたとき、入退室の制限や通知が可能か?
サーマルカメラを活用した発熱者検知サービスの中には、「入退室の制限」や「発熱者が発生したことを通知する」機能を搭載したものもあります。発熱を検知した時点で入退室の制限ができるのため、従業員が発熱を隠して「コロナ感染拡大となるリスク」を抑えることが可能です。
たとえばクラウド型オフィス管理サービス『SECURE AI Office Base』では、サーマルカメラによる入退室時の自動測温はもちろん、発熱者を検知した場合は入室制限および通知が可能です。
他にも、次のようなコロナ対策に有効な機能も。
■SECURE AI Office Baseのコロナ対策が強化できる機能の例 ・【機能1】マスク着用チェック ⇒マスク未着用者への指導がしやすい ・【機能2】入退室記録の確認 ⇒接触者リストの作成がしやすい ・【機能3】オフィス内の混雑状況の確認 ⇒3密を避けて仕事がしやすい |
SECURE AI Office Baseの詳細については、以下をご確認ください。
【ポイント3】発熱者が見つかった時の対応として、入退室記録は見れるか?
万が一職場からコロナ感染者が発見された場合、接触者リスト(「接触者 + 濃厚接触者」のリスト)を作成する必要があります。厚生労働省の発表によると、濃厚接触者は下記のように定義されています。
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。 (中略) なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況をお伺いして判断します。 |
まとめると、職場からコロナ感染者が発生した場合は、以下の対応が必要です。
- 保健所へ連絡
- 感染者と接触者の洗い出し
- 感染者の行動履歴を把握
もしオフィスの入退室履歴がチェックできないと、コロナ感染者に「だれといつどこで接触したか」をヒアリングする必要があります。コロナ感染者への負担になるのはもちろん、本人の記憶に頼るため情報が不正確なことも。さらに、ヒアリングの時間もかかります。
しかしオフィスの入退室履歴をチェックできれば、ヒアリングは最小限かつ「だれと接触したか」に関する信頼性の高いデータを得られますよね。そのため、サーマルカメラを活用した測温サービスを利用する場合は、「過去の入退室履歴を把握できるもの」がおすすめです。
まとめると
- 入退室時の自動測温
- 発熱者に対する入退室制限
- 過去の入退室履歴のチェック
ができるサーマルカメラ測温サービスがおすすめです。
これらの3つを満たすサービスとしておすすめなのが、以下でご紹介する『SECURE AI Office Base』です。詳しい機能について見ていきましょう。
オフィスの入退室時に発熱者を検知できる、『SECURE AI Office Base』とは?
SECURE AI Office Baseとは、「測温・マスク検知・3密対策」に対応したクラウド型オフィス管理サービスです。
具体的にどのような機能があるのか、上記で紹介した3つのポイントを満たしているのか、確認してみましょう。
サーマルカメラ測温サービスを 選ぶポイント | SECURE AI Office Base |
・入退室時の自動測温 ・発熱者への入退室制限 ・入退室履歴のチェック | ・入退室時の自動測温に対応 ・発熱者を検知すると入退室制限がかかる ・入退室の履歴をチェックできる |
このほかにも、SECURE AI Office Baseならではのコロナ対策機能が盛り込まれています。
■コロナ対策機能の一例 ・【機能1】測温時にマスクの着用有無をチェックする機能がある ⇒マスクをしない社員は入室できないため、マスク着用を徹底できる ・【機能2】オフィス内の人数と密度をAIがモニタリング ⇒密になるとアラートが鳴るため、職場の3密を回避できる ・【機能3】アプリ上で「どこで」「だれが」働いているかチェックできる ⇒テレワークやサテライトオフィスを導入しても、労務管理が簡単 |
SECURE AI Office Baseは、発熱者を検知するだけでなく、コロナ対策に特化した機能や労務管理システムとの連携機能を備えているのが強みです。
「従業員への測温業務を、より効率的に行いたい」
「測温だけでなく、3密対策やリモートワーク推進といったコロナ対策も同時に進めたい」
と考えている方は、以下のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
まとめ:発熱者の検知ができるサービスを導入して、コロナ対策を進めよう
今回は、「従業員の発熱を早期発見する方法」について解説しました。最後に、ここまでの内容をまとめます。
- 入退室時の自動測温
- 発熱者の入室制限機能
- 入退室履歴のチェック
サーマルカメラを導入すれば、人的コストをかけずに発熱者を検知可能。また入室制限や履歴を後からチェックできる機能などが備わっていると、万が一コロナ感染者が発生した場合も早急に対応できます。
SECURE AI Office Baseでは、サーマルカメラを活用した入退室時の自動測温はもちろん、入室制限や通知、入退室履歴の確認といった便利機能を搭載。このほかにも「AIを活用した職場密度のモニタリング」「テレワーク中の従業員の労務管理」など、コロナ対策に便利な機能を備えています。
「発熱者を検知して、職場のクラスター発生を予防したい」
「コロナ対策と一緒に、この機会にリモートワークも推進したい」
と考えている方は、以下からお問い合わせください。