出入口を常に施錠しておくことは防犯上重要ですが、出入りの度に鍵で開け閉めすることは現実には困難です。
また、昨今では内部犯罪への対策も重要とされ、特定の部屋や区画へは曜日や時間帯で出入りを制限し、誰がいつ、出入りしたかの記録を厳密に管理することが求められています。
1. 入退室管理/出入管理 とは?
部外者が勝手に入室することを防いだり、
特定の部屋への出入りの記録を厳密にとることです。
例えばこんな感じ
・外部からの出入口は常時施錠し、部外者が入れないようにする
・特定の部屋への入室を社員ごと、時間ごとに制限する
・出入りの記録をPCに自動的に記録する
実は、入退室管理システムを毎日使っています!
電車でSuicaやPASMOなどを利用している人は、実は入退室管理システムを使っていたりします。
駅の自動改札も一種の入退室管理です。SuicaやPASMOなどで自動改札を通る際、ICカードごとに改札を通過した時間を記録したり、お金の足りないICカードなどは、通過できない様に制限したりしています。
2. 入退室管理/出入管理 をするには?
電気錠を解錠するためのID認証リーダーを設置します。
出入りを管理する扉の鍵を「電気錠」に交換します。扉の種類によっては電気錠に交換できない場合があり、扉の交換が必要になる場合があります。電気錠を設置することで扉は常閉状態となり、ID認証リーダーで許可された者のみが入室できるようになります。
構成イメージ
ログ管理のイメージ
*認証時の撮影画像は、顔認証リーダー使用時のみ表示されます。
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一般的な導入ステップ

3. ID認証リーダーは何を選べばいいの?
最適なID認証リーダーを決めましょう。
ID認証の方法にはそれぞれ特徴があり、一概にどの方式が良いとは言えません。非接触ICカードが一般的ですが、高い安全性を必要とする場合には、生体認証によるID認証を採用するケースも増えてきています。導入のコストや利便性、安全性を考慮して、出入り管理の目的に適したID認証リーダーを選定する必要があります。
ID認証リーダー選定の基準
1.運用するユーザーの数:出入り管理する区画への通行人数、通行頻度
2.安全性(セキュリティレベル):どの程度の安全性が必要か
3.利便性:登録のしやすさ、認証の速さ
4.設置環境:屋内に設置するか、屋外に設置するか
ID認証方式の種類と主な特徴
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